この講座では、スプライトの見た目をかえるコマンドをれんしゅうします。
スプライトの色の効果をかえてみよう

色の効果をかえると、スプライトの色がかわります。プロジェクト「スプライトのいろのこうか」をつくってみましょう。スペックは以下です。
- スプライトの色がどんどんかわっていきます。
スプライトの色をかえるには、「見た目」にある「色の効果を25ずつ変える」をつかいます。まずは、自分で考えて作ってみましょう。

「見た目」にある「色の効果を25ずつ変える」をつかうと、ネコの色がどんどんかわるのがわかるはずです。
もっともちいさい色の効果は0です。0は、いつものネコの色をいみしています。もっともおおきいのは200です。そして、200になると0と同じになるので、たとえば「210」であれば「10」と同じになります。よって、ネコの色はどんどんかわりますが、とちゅうでもとにもどり、また同じように色がかわっていくはずです。
いろんな効果

効果にはいろいろなものがあります。じゅんに見てみましょう。

魚眼レンズ。お魚の目はこんな感じに見えます。初期値は0。効果が増えれば増えるほど、ぐにゃーっとなっていきます。最大値はとくになくて、ずっとぐにゃーっとします。

渦巻き。初期値は0。効果が増えれば増えるほど、ぐるぐるになります。最大値はとくになくて、ずっとぐるぐるします。

ピクセル化。初期値は0。効果が増えれば増えるほど、モザイクのようになります。最大値は800ぐらいです。

モザイク。初期値は0。効果が増えれば増えるほど、猫がふえていきます。最大値はとくにないですが、ちいさくなってうごうごします。

明るさ。初期値は0。効果が増えれば増えるほど、明るくなっていきます。最大値は100ぐらいです。

幽霊。初期値は0。効果が増えれば増えるほど消えていきます。最大値は100なので、100で完全に消えるみたいです。
効果は数字を増やすだけでなくて、だんだんへらして「幽霊みたいにだんだんネコがでてくる」ということもできますね。
スプライトの大きさをかえてみよう

つぎに、スプライトの大きさをかえてみます。プロジェクト「スプライトのおおきさ」を作ってみましょう。スペックは以下です。
- スプライトがどんどん大きくなります。
- あるていど大きくなると、こんどはどんどん小さくなります。
- 元の大きさになると、またおおきくなっていきます。
スプライトの大きさをかえるには、「見た目」にある「大きさを □ ずつ変える」をつかいます。まずは、自分で考えて作ってみましょう。

「見た目」にある「大きさを □ ずつ変える」をつかえば、スプライトの大きさをかえることができます。「300 < 大きさ まで繰り返す」という条件によって、300までは大きくなります。300をこえると「大きさ = 100 まで繰り返す」条件となり、大きさが100になるまで(もとの大きさにもどるまで)、小さくなります。
「大きさ」をつかえば今の大きさがわかります。大きさの単位は「%(パーセント)」なので、100でふつうのネコの大きさになります。先生の画面だと、もっともちいさな数字は5で、もっとも大きな数字は535でした。
れんしゅうもんだい1: ネコしんごう
ネコが「あか」「あお」「きいろ」の順番にいろがかわっていくスクリプトをつくってください。スペックは下のようになります。
- スクリプトをはじめると、ネコのが「あか」 > 「あお」 > 「きいろ」としゃべり、しゃべった色にかわります。
- 「きいろ」になると、つぎはまた「あか」にもどります。
ヒントは、「あか」「あお」「きいろ」になる「色の効果」をどうやって見つけるか?です。
答えは ↓ にあるけど、まずはみないで自分でつくってみよう!
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れんしゅうもんだい1: 答え

「あか」の「色の効果」は、「180」ぐらいです。「あお」は「110」ぐらいで、「きいろ」は「10」ぐらいです。さて、どうやってこの数字を見つければよいでしょうか?

こういうときは、「おためしスクリプト」をつくってみるとよいでしょう。先生は上のようなスクリプトをつくって、「色の効果」をすこしずつかえながら、どんな色になるかをチェックしました。このように、わからないときは、かんたんなスクリプトをつくってみて、その動きをチェックします。「おためしスクリプト」は「サンプルスクリプト(サンプルプログラム)」ともよばれます。
とくべつもんだい1: うちでのこづち

ステージの上でマウスを左右にふると、ネコがおおきくなるスクリプトをつくってください。スペックは以下です。プロジェクト名は「うちでのこづち」です。
- ステージの上でマウスを左右に動かすと、ネコが大きくなります。
- マウスを止めると、ネコが小さくなります。
- おおきくなりすぎると、「おしまい!」といってスクリプトがとまります。
ヒント: どうやってマウスが左右に動いているか? をしらべればいいでしょうか? マウスが左右に動くということは、いまのx座標 から まえのx座標を引いた「うごいたきょり」が0にならないということです。左から右にいどうすると、「0 < きょり」になり、右から左にいどうすると「きょり < 0」になります。
とくべつもんだいの答えは「とくべつもんだい1 うちでのこづち 答え」で100円で販売しています。ページの下にある「購入して続きをみる」へすすんでください。購入方法はこちらを参考にどうぞ。答えには、とくべつじょうほう(あたらしいコマンドや、ちょっとした技など)も書いています。
この講座で学んだこと
- 色の効果で色がかわり、大きさで大きさがかわります。
- 色の効果と大きさには、もっともちいさい数字と、もっともおおきい数字があり、そのはんいでつかわなければなりません。
大きさや色といった見た目がかわるスクリプトは、動かしてみるととてもおもしろく見えます。これは、「見た目」は、スクリプトを動かす人にとってとてもたいせつだからです。
- 今回つくったプロジェクトは以下にあります。
- つぎの講座は「いろんな音をならしてみよう」です。
- まえの講座は「マウスをおいかけてみよう」でした。
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