青春音楽小説『船に乗れ!』を読んで途方に暮れました

『船に乗れ!』という小説を読んで途方に暮れてぐったりしています。青春音楽小説ということで「『船に乗れ!』というのはオーケストラにのめりこめ!っていう意味かなー」なんて軽率に考えていました。ごめんなさい。あまり書くとネタバレになりますが、自分が感じた感想を書かずにいられないので書いてみます。

バイバイ、ブラックバード – 伊坂幸太郎

「ぼくは大きくなったら何になるの?」監視役の繭美と共に、付き合っていた5人の女性に別れを告げにいく星野。彼はやがて「あのバス」にのり、日常には戻れないところへと連れていかれる。太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像をふくらませて創った、まったく新しい物語。

それでも僕らは生きている – 小説「さくら」より

ふいに実家へ変えることを決意した主人公。実家では、母親と妹の美貴、そして愛犬の「さくら」がまっていたが、そこに行方不明だった父親が唐突に帰ってくる。主人公は、今はもういない兄のことを思い出し、自分の家族の過去を振り返っていく。やがて、大切なものを喪失した家族を包み込む奇跡が起こる。さくら - 西加奈子

映画篇 – 映画は人生のスパイスだね

今の会社に入ってから映画を見なくなった気がする。これまでは、蒲田、川崎に住んでいたときは、週末にチネチッタで映画を見て、来週見る映画をよく考えていた。大々的に宣伝されている映画であったり、すごくマイナーな映画であったり、どの映画にもそれぞれの良さがあることがわかってきたころ。映画が自分に与えた影響の大きさを、強く感じることがある。