ミレーの定番ザック「サースフェー 40+5」を買ってグレゴリーのスタウトとカリマーのリッジと比較してみた

ミレーの定番ザック「サースフェー 40+5(MILLET SAAS FEE)」を購入したので感想・レビューを残しておこうと思います。これまでグレゴリーのスタウト35(GREGORY STOUT35)、カリマーのリッジ30+(karrimor ridge 30+)と使ってきたので、三種の定番ザックはひととおり経験できました。

ミレー サースフェー 40+5

今回40Lを選んだのは、日帰り用ザックとしてパーゴワークスのラッシュ20を購入したからです。最近の登山用品は軽量化が進んでおり、お金はかかりますが道具を選んでいった結果、ツェルトやバーナー含めても20Lで十分となりました(行動食除くベースウェイトは4キロ以内)。

となると、持っていたリッジ30+だと中途半端なサイズになり、登山用品と旅行用品を持ち歩いたときに容量が足りなくなってきたのです。

本当はリッジのいろを気に入っていたので、リッジ40+を狙っていたのですが、どうせなら使ったことのないメーカーをということでミレーのサースフェーを選びました。

リッジ30と比べてみると、背面の高さが5cmぐらい大きいぐらいです。ただ、メインコンパートメントの入り口が伸ばせるので+5Lを加えると、かなり大きく感じます。

また、サースフェーはチャックで2気室にもできますが、下部の部屋が下に膨らむのでさらに容量を増やせるイメージがあります。

サースフェー40+5

背負う面を見ると、しっかりとしたショルダーストラップとウエストベルトが目立ちます。他のザックの写真も並べてみましょう。

スタウト35

グレゴリーは、サースフェーと比べるとショルダーストラップ、ウエストベルト共に細めです。そして、特徴的なのがショルダーストラップとウエストベルトのR(曲面)でしょう。ショルダーストラップは湾曲しながら上に持ち上がっており、ウエストベルトも円を描くようになっています。

これがフィット感を抜群に上げてくれます。また、ウエストベルトと背面の接続部分がなめらかで、こちらもRがあるためフィットしやすくなっています。

リッジ30+

カリマーを見てみると、ショルダーベルトやウエストベルトはサースフェーと同じぐらいの太さです。グレゴリーから乗り換えたときに、ウエストベルトの接続部が小さく細く感じました。

各種ベルトの「しっかりさ」を比べると、個人的な感覚ですがグレゴリーが一番しっかりしており、サースフェー、リッジという順に感じます。ただ、リッジが優れていないというより、それぞれ特徴があるので、やはり15キロぐらいの重い荷物を背負い比べるのが一番いいと思います(軽いと負荷がどこにかかるかわからない)。

ウエストベルトのつなぎ目の部分にも違いがあります。上の写真にもあるように、リッジやサースフェーはこのように、背中とウエストベルトを「つないで」いる形になっています。つなぎ目でぱたぱた動くイメージです。

しかし、前に持っていたスタウトは、このあたりが立体的なつなぎ目を意識しないカーブのある作りになっていたので、腰部分のフィット感はかなり違いがあるように思います。グレゴリーはショルダーストラップが細いですが、「重い荷物でも背負い心地は抜群」とよばれるのもこのあたりに理由があるのかなと感じました。

リッジにもサースフェーにもウエストベルトを調整するスタビライザー(上の写真のウエストベルト付け根部分にあるグレーのストラップ)が着いています。これによってウエストベルトの角度を調整できるのですが、これ意味あんのかなーと感じています。ここがぐらつくと重く感じるので、しっかりぶれないように締めると角度調整できないからです。

このあたりは、もうちょっといろいろ背負ってみないとわからないですね。

サースフェーのウエストベルトには折り畳める大型ポケットが付いています。これはスタウトやリッジよりも容量があるため、スマホや携帯食を入れればサコッシュいらずです。

前に作った比較表を更新すると以下のようになります。新たなポケットが見つかったりしたのでしれっと更新しておきます。

背負いやすさポケットの数ウエストベルトのポケットカラー・デザインバックル・アジャスタ
スタウト35○ (腰で支える感覚はこれが一番)△ 8つ
外側に大型ポケットあり
△ Rがあるので入れにくい
つけやすく調整しやすい
サースフェー40+5◎(体を包み込んでる感はこれが一番)◎ 8つ
外側に大型ポケットなし
◎ 折り畳める大ポケットがとてもいい
小さいバックルが押しにくい
リッジ30+○ 9つ
外側に大型ポケットあり
○ ベルトと分離しているので入れやすい◎(カリマーはおしゃれ感がある)

スタウトやリッジには外側に大型ポケットがあります。リッジだとヘルメットを突っ込めるぐらいの容量があるのですが、サースフェーにはこれがありません。

外側のポケットは、最近のULリュックだと大きなメッシュ素材がついていますが、よく使うものをぽいぽい突っ込めるのがとても便利です。外側なので濡れたもの・汚れたものも気にせず入れられます。

さらに、ザックのメインコンパートメントに、長い休憩時だけ使うものを収納しておけば、移動中の荷物の出し入れは、リッド(雨蓋)と外ポケットだけ使えばことたりるため、使い勝手もシンプルになります。

そんな便利な大型ポケットがサースフェーにはないのですが、ウエストベルトの大型ポケットと大きめのリッドにポケットが2つあるので、いまのところ困ってはいないです。将来困りそうな場合は、メッシュポケットを自作してつけようかなと思っています。

今回の購入で、有名なグレゴリー、カリマー、ミレーの人気ザックを経験できました。いろいろ比べてみましたが、機能面はどれも優秀なので、あとはデザイン、カラー、背負心地で比べるしかありません。

結局は好みになってくるので、お店で自分の使う荷物と同等の重りを入れ、背負って比べるのが一番だと思います。

リンク: サースフェー 40+4