赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまうのが辛い

赤ちゃん 泣き顔

赤ちゃんの泣き声は、想像以上にストレスになります。子供が産まれるまでは「赤ちゃんは泣くのが仕事や」なんて思っていました。でも、実際に赤ちゃんと過ごすようになると、そんなこと言っていられないぐらい辛い。自分の中の弱さを、ここに書いておこうと思います。

なかなか眠ってくれないストレス

ある日、寝室まで娘を寝かしにいった妻が戻ってこなかったので、心配になって見にいくと、暗闇で泣いていました。「どうしたの?」と聞くと、「全然寝てくれない・・・」と一言。娘は彼女の腕の中でずっと泣いていました。

ふと、妻が言っていた話を思い出しました。彼女の友人は、育児ストレスでノイローゼになってしまったそうです。こういった話はテレビやネットからも流れてきますが、「自分も関係があるのだな」と思った出来事でした。

そして、ある日、僕も同じように「泣きたいのはこっちだよ・・・」となりました。「もうやだ!」となって、娘を遠くにおいてしばらく放置。しばらくして、娘に近づくとニコッと笑ってくるんですよね。「ごめんな」と口に出すと泣きそうになりました。

こうすべき的なストレス

夜遅く。妻がゆっくり眠れるように、娘と過ごしていました。ちょっとでも休める時間を作るため、ミルクでしのいでいました。妻が寝る10時に最後のおっぱいをあげれば、数時間は眠ります。お腹が空いて起きる午前0時から3時にミルクをあげれば、さらに数時間寝るので、5~6時間はゆっくり眠れるという計算です。無理はしないポリシー。

しかし、産院は母乳を推奨する哲学が強い病院で、「赤ちゃん教育」のような大人気の子育て本であっても「母乳を与えるのは母の努め」みたいな精神論がまだあります。

子供がいると慢性的に寝不足になります。この眠い状況で赤ちゃんが泣き続けるのは本当に辛い。それにイライラすると、イライラしている自分が嫌になりさらに辛くなる悪循環が生まれます。子育ては誰かに言われてやるものではないなと思いました。

 

産院で見たビデオ

たしか、二人目の子供の1ヶ月検診で、謎のビデオを鑑賞させられました。揺さぶられ症候群の危険性が説明されたビデオです。一人目のときは見てないので、「なんでこのタイミングなんだろうなぁ」と思いましたが、多分、二人目だとそれぞれが怪獣になるので、一人目よりもストレスが増える。それを考えてなのことなのかなと。

そのビデオでは、「泣きやまないときは、安全な場所に赤ちゃんを置いて、泣かせておく。その間に、コーヒーを飲んだりしてリラックスすると良い」と言います。

家の中に逃げ場はない気がするけど、ちょっと寝室において泣かせておくとか、そういうのも確かにありだなと思いました。さっそく、娘と息子がダブルで泣いたときは、いったん引き離してそれぞれに対応するようにしています。娘がうるさいせいか、息子は寝室だとすぐに泣き止んで寝ます。

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赤ちゃんは言うことを聞いてくれません。そして、自分だけでは生きていけません。おしっこやうんこをしまくるくせに、自分でご飯すら食べられません。泣くことしかできません。ふたりめの赤ちゃんを夜中に抱っこしながら、しみじみこう思いました。「よくまぁ、これで人類は発展したなぁ」。だって、サバンナだったらすぐ見つかって食べられてしまいますからね。

そんな赤ちゃんも、ポケモンなんて目じゃないレベルでがんばって成長しているところ。聞いた話によると、生まれて2ヶ月ぐらいまでは、「泣きまくる」そうです。だから、その成長期はがんばりどき。

僕はいい親ではなさそうだけど、赤ちゃんごときに暴力的な感情を持つ自分の弱さは覚えておこうと思います。

それにしても、生きるって大変だなと改めて感じる毎日です。

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