親切な余計なお世話について

i can fly

昔、感想をブログに書いたことがあるんですが、『海を飛ぶ夢』という映画があります。この映画の主人公は尊厳死を望んでいて、自殺を嫌悪するある神父か牧師かが、主人公や家族に正論やら持論をぶつけるんですよ。そこで家族の一人がこう言います。

生きる価値とかそういうのはよくわからないけど、一つだけわかる。あなたはやかましいわ。

この映画は、この一言に尽きるんだと思いました。

さて、Wantedlyという新世代リクルートサービスのブログでこんなことが書かれていました。

よく、鼻息荒く、「これ絶対に秘密ですよ!」と新しいサービスやプロダクトのアイディアを話す人がいます。けど、アイディアに価値はないんですよね。価値ゼロ。 ― アイディアに価値はない

これを読んだ時に、そういえば・・・と思って調べてみると、同じ人がこんなことを書いてます。

こどもの頃から、不思議でした。電車に乗ると、死んだ魚の眼をした大人が、会社までうつろな感じで電車で運ばれている。そんな風になるために、学校にいって、おとなになるんだろうか? ― きみは誰と世界をよくする?

このふたつを読んでどう思うかは人それぞれでしょうが、どちらも書かれた方の価値観が伝わってくる文章です。でも、なんかエクストリームな気分。そこでふとジェフ・ベゾスの記事を思い出しました。

ジェフ、いつかわかる日が来ると思うが、賢くなるよりもやさしくなるほうがはるかに難しいことなのだよ ― 「才能と選択の違いを知ること」 Amazon創業者ジェフ・ベゾスが卒業式で語った、道の切り開き方

才能を持った人を見ると羨ましいなぁと思ってしまうものです。しかし、才能を持っているからってそこまで言われる必要もないはず。