
今年もAgile 2012に行ってきました。このカンファレンスは3回目なのですが、いつ行っても「あー楽しかった」ってなるイベントです。今回は、日本のアジャイルと海外のAgileについて考えてみました。
参加費が高いAgile
Agile2012の参加費は通常で$1,999です。80円計算で159,920円。これを高いと思うかやすいと思うかがまず違います。Agile2012では、会場のあちこちで参加者交流が行われ、もちろんビジネスの話も活発です。ネットワーキングにお金を使うAgileなんですよね。
また、カンファレンスではスポンサーパーティーが数日開催されます。Agile Allianceの人がおっしゃるには「誰もがこのカンファレンスの価値を認めてくれるので、たくさんのお金が集まるから、こういったすばらしいイベントが開催できる」とのこと。企業とユーザをつなぐWin-Winの関係を築いているのでしょう。
世界をターゲットにしたAgile
Allianceメンバーも改善を続けているそうで、「どうやったらもっと世界中の人が参加できるか」質問されました。
例えば、最近だとインドでAgile Indiaが開催されています。しかし、文化的・産業的な背景の影響もありAllianceメンバーが伝えたいAgileカンファレンスとは違うものになったそうです。大きな会社からスピーカーが集まり、商品の説明などがメインで開催されるような、どこかで聞いたことのあるような問題が出てきて困っているらしい。
5日間同じ釜の飯を食うAgile
カンファレンスはホテルで5日間。400以上のセッションが開催されます。朝食は毎日ついており、昼食と夕食もほぼ毎日カンファレンス会場で食べることができます。
ご飯をぼーっと食べていると、すぐに席はいっぱいになり、ご飯を食べながらいろいろな話をします。アジャイルのこと、日本のこと、自分のこととか。個人的にはテキサスの公共機関で働いている二人組から聞かれた「じゃぁ、Daiのアジャイルストーリーを話してよ」っていう質問がなんかよかった。
ホテルのいたるところで、カンファレンスパスをつけた参加者がいるので、気軽に話たりすることができます。本当にみっちりカンファレンスを楽しむことができるのです。
書きたいことがいっぱい出てくるAgile
カンファレンスの様子やセッションレポートはマナスリンクさんでレポート発信したのでぜひぜひ御覧ください。今年はレポーターとして自分を含め4人で記事を書く企画を考えましたが、予想以上にレポートが集まり、過去最高の記事数になってると思います。
「誰かに伝えたい」と思ってしまうセッションのクオリティもすごいのです。
友人と再会できるAgile
Jonathanとは帰りのバスでも一緒だったし。
SFやNYに住む友人や、日本であったことのあるメアリーやジョナサンといった友人と再会できることは大きい。「よー元気」みたいなかんじで握手するのがなんかいいんですよね。こういった友人を増やしていきたいなぁと思っています。
@daipresents ふじはらさんにお誘いいただいてなかったら来れてません。多謝です!— uedayo (@uedayo) August 13, 2012
今年は、@uedayoさんも参加。「Agile Conferenceの良さは行ってみないとわからない!」と伝えた人と、現地で会うことができたのはとても嬉しかった。
世界が広がるAgile
僕のAgile2012は、「@TAKAKING22と@papandaをAgile2012に連れていくこと」が裏目標でした。
なんでかというと、自分がAgile2010に参加した時に衝撃を受けたんですよね。「なんじゃこりゃー!」と。そして最後に「あー、こんな楽しい場所があるんだぁー」って思った。
二人とは縁があって知り合うことができ、気の合う友人なので、「二人はどう思うかなー?」って期待したのがはじまり。何が見えたか今度聞いてみよう。
まとめ
日本にも面白いイベントはありますが、比べるとレベルの違いを感じざるをえません。ちょっと遠いけど、行って見える世界は、日本からはまだ見ることができない気がする。
来年はカントリーミュージックで有名なナッシュビルで開催されるAgile2013。来年も誰かと「あー楽しかった」って言えるといいなぁ。
[…] 身銭の話を聞いてから、自腹で行ったアジャイルカンファレンスは楽しく、学びの多い旅になりました(2011年、2012年)。それからは自分で見つけたトレーニングコースを受けたりしています。 […]
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