
雨季であることを忘れてしまうぐらい晴れた日に、世界遺産アユタヤへと行って来ました。見てください。なぜかみとれてしまう仏像の笑顔。どこかのんびりしたアユタヤを、レンタルバイクでめぐる旅。いい思い出になりました。
バンコクから世界遺産アユタヤへ

アユタヤはバンコクから車で1.5時間ぐらいはなれた街。ロットゥーという乗り合いバス(大型ワゴン)に乗って向かいます。まずは、電車でビクトリーモニュメントまで向かいます。駅を出て電車の進行方向へと進むとビクトリーモニュメント(戦勝記念塔)があり、この周辺にロットゥー乗り場がいくつかあります。

アユタヤ行きのロットゥーは、駅からビクトリーモニュメントへと向かった場合、ラウンドアバウトの右上あたりに位置します。そこまでは高架がつづいているのでラウンドアバウトにそって歩いて行き、セブン-イレブンがみえたとこあたりで下に降りると、ロットゥー乗り場です。
パラソルの下に人がいるので、「アユタヤ」って言うと、どれに乗ればいいか教えてくれます。乗る前に料金(1人60バーツ)を支払い、バスの中で乗客が揃うのを待ちます。
バスの座席が埋まってきたら出発するので、時間に制限がある方はご注意を。また、ロットゥーの一番後部座席は狭いので避けること!

ロットゥーは、メインの大通りとも言えるナレスワン通りが終点です。その近くにある「TWT」というお店でレンタルバイクを借りることができます。ご姉妹でやられているみたいで、お二人とも英語を話せるので助かった!
料金は1日200バーツ。国際免許の確認はされなかったですが、パスポートを預けるか、数千バーツ預けるかを求められます。お店の人に行きたい場所を伝えると、効率よくまわれる道順を地図に書いてくれました。

ガソリンはメーターが現在さしている量にもどしておけばOK。スタンドは日本と同じで店員さんが入れてくれます。
今だから言えるけど、アユタヤは意外に広いので、レンタサイクルよりバイクのほうが圧倒的に楽です。交通量も噂通り少ないので、渋滞時のすり抜けなどを気をつければ、運転も怖くありませんでした。

気のあう仲間4人で遺跡を巡るってなんかワクワクします。きっと、ドラクエの勇者も同じ気分だったはず。
まずは、ガソリンを満タンにして(スタンドの女性がとても親切だった!)「サイトン・リバー」というチャオプラヤー川沿いのレストランへと向かいました。教科書で習った川(まさか実際に見るとは当時おもわかなったなぁ)を眺めながらタイ料理を楽しめます。
腹ごしらえがすんだら、いよいよ遺跡めぐりです。アユタヤの名所は17時に閉まってしまい、バンコク行きのロットゥーは17:30が最終。電車は恒常化した遅延で2時間かかりますが、19:30最終だそうです。
ワット・ラーチャブーラナ

崩れ落ちた門の奥に佇む塔がとても印象的です。滅亡した王朝の遺跡群が、街のいたるところに点在しているのがアユタヤの特徴でもあります。
ワット・マハータート

アユタヤを象徴する仏像が並ぶ遺跡です。ビルマ軍の攻撃の壮絶さが、もっとも伝わってくる場所です。

有名なこの仏像も、時代はすぎれどほほえみを見せ続けています。

ワット・マハータートはとても大きい遺跡なので、時間に余裕を持って訪れるといいと思います。立ち並んだ首のない仏像を見ていると、盛者必衰の理を感じます。






傾いた塔。崩れ落ちそうな壁。広い敷地内に広がる静寂が、アユタヤという歴史へといざなってくれます。
ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット

ワット・プラ・シー・サンペットへ向かう途中にあるお寺。崩れそうな遺跡を見た後にくると、なんだかとても立派に見えます。
ワット・プラ・シー・サンペット

上のウィハーン・プラ・モンコン・ボピットの奥には有名なワット・プラ・シー・サンペットがあります。状態がとてもよい王室の守護寺院で、3つ並んだ姿がとても印象的です。
ワット・ローカヤースッター

今回のタイ旅行のきっかけになった「ワット・ローカヤースッター」。僕世代なら絶対知っているスト2サガットステージのリアル版です。

罰当たりかもしれませんが、ワット・ローカヤースッターの仏様の笑顔はとてもステキなので見逃してもらえると信じてタイガーショット。

タイガーショットは上下に打ち分けることができます。

最後はタイガーアッパーカット。右の子はドン・キホーテで眼帯を買ってくるぐらい用意周到です。しかしながら、サガットは右目に眼帯をしているので、ぬかりましたね。
まとめ
タイは「アジアで唯一独立を保ってきた国」なので、アジアの優等生と呼ばれている国でもあり、その歴史はとても興味深いものです。訪れる前に、訪れる国の歴史を学ぶと、その国をより知れる気がします。
プーケット発7時の便で移動しても、結局、空港で手荷物が届かなかったり、反対の電車に乗ってしまったりして、昼過ぎにアユタヤに到着してしまいました。ゆっくりまわるなら、一泊したほうがよいです。
また、腹痛で1名がファミリーマートにダッシュして返ってこなかったり(タイのコンビニには客向けのトイレはないのにね)、炎天下でフラフラになったり、距離感がつかめず道に迷いまくったり・・・。いろいろあって見たい場所の半分ぐらいしか行けませんでしたが、それもまた旅なのでしょう。
きっかけはとてもくだらないものかもしれませんが、バイクで二人乗りしながら「しまった! 行き過ぎた!」「おお、あれじゃないか!」「僕らのー自由をー」とか、ワイワイしながらアユタヤを走りぬけたこの時間は、きっといい思い出になると思います。
ツアーはとても効率がいいけど、自由ってきっとこういう感じなんじゃないかな。
旅ノート
今回はExpediaを利用。ツアーより安く、最終日を深夜発~翌日朝着にしたので1日多く遊べました。そのおかげて最終日はアユタヤを満喫。
予算は、東京発3泊5日で 66,260円。ダイビングとアイランドホッピングをいれて合計99,138円でした。

