
スクラムマスターを専任で採用すべきか? これもよく聞かれる質問です。
100人ぐらいになったら1人欲しいかも
自分の経験則から回答すると、開発組織が100人ぐらいの開発規模になるまでは、開発チームの誰か、もしくは開発チームメンバー持ち回りでスクラムマスター的な関わり方をしていけば良いと思います。
100人を超えてきたら、スクラムならスクラムマスター(スクラムに縛られないならアジャイルコーチ)が1名いれば十分だと思います。1チーム10名として10チーム。スクラムマスター10人ならひとりで支援できます。
そんなスクラムマスターの仕事は、100人規模になると各チームの支援だけでなく、開発全体へのスクラム適用も加わります。チーム育成や開発プロセス改善に責任をおうことになると思います。
もし、そこまでじゃないなら、アジャイルコーチを短期的(半年から1年で十分)に雇って、教えてもらわなければならないものだけ学んで、自分たちでやっていける体制を作るといいと思います。心配であれば、定期的に外部の人間に見てもらったり、チーム同士で見学会・交換留学をしてもいいと思います。
専任スクラムマスターがそろった環境のアジャイル開発を経験したことがありますが、自分が見る限り人件費のムダです。そもそもそんなにやることないだろうし、スクラムマスターがスクラムやりたいだけの地獄のスクラムがはじまってしまうかもしれない。
「いやいやそんなことないよ」というところはきっと、ゴール設定や評価がしっかりしているのでしょう。ぜひ見せて欲しいものです。