ビジネスと開発の壁をとっぱらわずに頑張ろうとする真面目なスクラムマスターたち

Photo by fauxels on Pexels.com

僕はアジャイルコーチとして現場リーダーやスクラムマスター(必要があれば全チームメンバー)と1on1をするケースが多いのですが、ビジネスと開発に組織が分断している場合に、開発側だけでがんばろうとする人が多いなぁと感じています。

チームだけではがんばれない理由

たとえば、ビジネスメンバーが忙しくてなかなかチームに入れない場合、ビジネス側が受け取った顧客要望はチームへとどんどん流れていきます。しかし、全てをやれるわけはない。複数のビジネスメンバーから並列で要望を受け取ったりなんかすると、さて優先順位はどうすればいいのやら?

もちろん、ビジネスメンバー含むワンチームを作るのが理想ですが、なかなか急には理想の状態にならないものです。

こういうケースにおいて、とりあえずチームに閉じた改善策を考えることもできますが、チームでできることなんて限られています。だとすれば、こういうチームを超えた課題こそ、スクラムマスターが視野を広げて挑む仕事なんじゃないかと思うんです。

たとえば、チームが今困っているってことを、ビジネスメンバーは理解しているんですかね? ばんばん要望投げてそれが消化できずひーひー言っていることを、ビジネスメンバーは望んでいるのでしょうか?

勝手にチームでがんばる決断をする前に、まずはビジネスメンバーに聞いてみましょう。

どういう点で困っていて、理想はどういう状態で、ビジネスメンバーとどうやっていきたいのか? 聞くだけで大きく前進する場合もあります。

同じ目標に挑むチームメンバーなんだしね。

できることからはじめるのは、少しの改善を生み出す良い手です。しかし、できることしかできなくなってしまうリスクも含んでいます。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください