娘と隣人に「ごめんなさい」しにに行くの巻

ついに子供と一緒に謝りに行く状況になった。まぁ、原因は大したことがないのだけれど、不本意だが子供の頃の自分を思い出す結果となってしまった。

娘、逃げる

娘がボールで遊んでいたときに、そのボールが隣人のベランダへと入ってしまった。

「あらら」

近所のお友達のお母さんのその一言をきっかけに、娘が猛ダッシュで逃げ出したので取り押さえる始末。

「逃げちゃだめ。ちゃんとごめんなさいして、ボール返してもらおう」というとジタバタジタバタ。でも「ボールを投げてしまったのは自分なんだから、自分でなんとかしないと。お父さんも一緒にいくからさ」と説得を続け、ようやく納得してくれたようだ。

娘を連れて隣人の家へ。ピンポーンと鳴らしても出てこず、まだ帰ってないみたいだったので、後で伺うことにした。

しばらく家で過ごしていると、娘はなんだかそわそわしていた。「ねーお父さん、もう帰ってきたかなぁ」。気にしているみたいだ。

夜になって帰ってきたようなので、再度、娘を連れて伺うことに。ちなみに。

その隣人は僕と嫁の間で、やんちゃなヤンキーカップルと命名したので、僕もドキドキだ。

でてきた女性は「な、何かあったの?」という感じだったけど、事情を説明すると笑顔でボールを持ってきてくれた。

娘が「ごめんなさぁい」と言うと「いいよー」とニコニコしてくれたので、娘もお父さんもほっと一息。

その後、夕食を食べながら、ちゃんとごめんなさいした娘を褒めた。そのときにふと思い出してこんな話をした。

お父さんが小学生のころ、友達と野球をして遊んでいたんだ。そのとき、友達がホームランを打って、そのボールがマンションのある部屋まで届き、ガシャーンとガラスを割ってしまった。

そのとき、お父さんたちは逃げた。

だから、あとで大阪のおばあちゃん(僕の母)にすげー怒られたんだよ。

それを聞いて嫁が「のび太かよ」とつぶやいた。