「Amazonでタイムセールやってる!」と競合他社様のリンクを送ってきた元上司の男気に感動して、衝動的に購入したCanon Kiss X7ですが、思った以上に写真にハマっています。そこで気がついてしまったレンズの魅力。「自分にあったレンズ」を探す壮大な旅がはじまり、1章がやっと終わりました。
EF50mm F1.8 II
X7と一緒におすすめされたのがこの「EF50mm F1.8 II」。安くて高性能なので通称「撒き餌レンズ」「シンデレラレンズ」と呼ばれるぐらい賞賛されているレンズです。このレンズを使ってぼけた写真を撮れるようになってから、レンズの魅力に引きこまれた気がします。
「単焦点」や「F1.8と明るい」というキーワードを覚えただけの素人でありながら、「この安さでこれなら、他のレンズだともっとキレイなのかな?どうなんだろう?」という探究心がむくむくしてきました。
EF50mm F1.8 STM
単純に上位互換を考えると、ちょうど今年の5月頃発売された「EF50mm F1.8 STM」があります。25年ぶりのリニューアルということで、とても話題になってました。たしかに、いろいろパワーアップしており、値段もお手頃でレビューも好評に見えます。
これで決まり! と思いきや、勉強がてら購入した『X7 完全ガイド』でレンズが詳しくされていて、本の中でカメラマンの方が更に上位レンズをオススメしているのを発見してしまいます。
EF50mm F1.4 USM
こちらも長く愛されているF1.4と明るいレンズです。設計が古い!とか気になるコメントがちらほらありますが、サンプル写真もとてもきれい。
四万円を超えるのでちょっと高いんですが、これ以上の上位機種は、じゆうまん以上と涙がちょちょぎれるレベル。今の自分に踏み込めるのはここまでか…と思ったんですが、ふと50mmの欠点を思い出しました。
娘の撮影は室内が多いのですが、撮るときに後ろに下がることが多く、「もうこれ以上下がれない!」ってなることに気がつきました。つまり、「X7だとAPS-Cというサイズになるので、50mmは約1.6倍の80mmになる」ってのを学んだわけです。
「下がれないなら広い家に引っ越せばいいじゃない」とマリーはいいそうですが、庶民は無理! ということで、より寄れる(ミリ数が少ない)レンズが気になりはじめました。
EF-S24mm F2.8 STM APS-C対応
まだ手頃な値段で購入できる24mmパンケーキレンズを発見。まだ新しい人気レンズです。レビューを調べていると「日常レンズ」とか「つけっぱなしレンズ」とか庶民に優しいお言葉がたくさん! ただ、パンケーキにドキドキしない、興味がわかない理由が僕にはありました。
GF1 レンズキット(20mm/F1.7パンケーキレンズ付属)
じつは、前に購入したのがGF1でした。このパンケーキがとても優秀でなんでも簡単に撮れてしまっていました。これはミラーレスブームの理由のひとつでもある「誰でも簡単に気軽に撮れる」すばらしい進化だと思います。カメラが一気に身近になりました。
逆に言うと、パンケーキの魅力はもう経験済みということ。どうせなら新しいレンズでは、新しい体験をしたいなぁと、視野を広げ、メーカーも問わずに探してみて、見つかったのがシグマの「30mm F1.4 DC」でした。
Art 30mm F1.4 DC HSM
30mmはX7だと48mmと見た目にとても近いレンズです。さらにF1.4と明るく、レンズの設計も新しく(そもそもレンズの設計とか連呼してきたがよくわかってない)、日本製で職人魂を感じるのもとてもいい。
なによりも「シグマ!」という名前がかっこいい。
気になるお値段も四万円を切っていて、こつこつ貯めてきたポイントを駆使すればいける気がする! 念のため一週間我慢して、さらに数日我慢してから購入に踏みきりました。
開封の儀
箱はこんな感じ。レンズってワクワクしますね。シグマシーグマゴッドシグマ!
レンズをX7に装着するとこんな感じです。「EF50mm F1.8 II」は130gしかありませんが、こちらは430gもあるので迫力満点です。ガンタンクとガンキャノンが標的に狙い定めたときのような緊張感を感じます。
残念ながらピントが前ピンだったので、一旦シグマ社に無料調整を依頼する必要がありましたが(1週間で帰ってきた!)、写真を撮るのが楽しみなレンズです。
せっかくがんばって選んだのだから、長く愛用していきたいと思います。なんか、ちびまる子ちゃんのメガネかけた友達のお父さんの気持ちが少しわかって気がします。
最後に、FacebookやTwitterでいろんな人にレンズについて教えていただいたことを感謝いたします。もう、暑苦しいぐらいレンズについて語ってくれる皆さんを見ていて、「これは危険な世界に入りこんでしまったものだな」と感じておりますw
そしてなによりも、レンズを買うと「おめでとうございます!」って言われるのにびっくりしました! ありがとうございます! こっちの世界にようこそ感がハンパない!