2010年ごろから愛用してきたMacBook Airを手放すことにしました。捨てるのはもったいないのでヤフオクで売りに出したのですが、データをきちんと消去しないと心配! ということで、Macできちんとデータ消去する方法を調べてみました。
復元されないようにデータを消去
データはディスク上に記録されます。ただ、ゴミ箱に捨ててゴミ箱を空にしてもデータは復元できちゃうので、ディスク全体に対して無意味なデータを書き込む必要があります。
例えるなら、僕の名前が書かれた紙(ディスク)を黒いペン(無意味なデータ)でぐりぐり塗りつぶしていくかんじ。ddコマンドを使う方法が有名ですが、Macだとセキュリティオプションを使って安全に消去ができます。
手順

Macを再起動し、起動する前あたりからOptionボタンを押し続けます。そして復旧用ディスクを選び、ディスクユーティリティを開きます。しかし、上の写真を見ての通り、セキュリティオプションは選べません。
なぜ選べないのかは謎ですが、電気羊の夢を見る・ITメモさんのMacbook pro Retina SSDを完全消去にあるように、一度、「Mac OS 拡張 (ジャーナリング、暗号化)」で消去すれば・・・


このようにパスワードを聞かれるので適当に入れて・・・

消去が終わるとこのようにセキュリティオプションを選べるようになります。これをみつけた電気羊の夢を見る・ITメモさんすごいですね。「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」を選んでセキュリティオプションを選択すると・・・

確実な消去オプションを選べるようになります。
安全度を設定するとこんな感じで表示されるので消去をクリック。これでフォーマットがはじまります。確実な消去(7回消去を実行)だと、120GBのSSDで2時間以上かかるので、寝る前に仕掛けるといいと思います。
ただ、OS X:ディスクユーティリティの空き領域消去機能についてにもあるように、
注意:SSD ドライブ搭載の Mac のディスクユーティリティでは「確実な消去」や「空き領域を消去」は使用できません。標準的な消去を行うと SSD からデータを復元することが困難になるため、これらのオプションは SSD ドライブには必要ありません。安全性を高めるには、SSD ドライブを使い始める時に FileVault による暗号化を有効にすることをご検討ください。ー Appleサポートページより
HDDならまだしも、SSDだとここまでやる必要ないという感じなので、気持ちの問題なのかもしれませんね。