
nippon.comの「出版崩壊」を読んで、去年『リーン開発の現場』を出版して、出版に関して思うところがたくさんあったので書いておこ。簡単にうと、そら、出版社なんてみんなつぶれてまうやろって話。
何もしなくても売れると思ってる誤解
作ったら終わりやねん。そこから先のビジョンが全くない。僕の場合は、全国の書店に相方とめぐりめぐってPOPを置いてもらったりしたんやけど、そういう活動をぜんぜんせーへん。まぁ、本屋さんは全国にたくさんあるからしかたないんでしょうが。
でも、翻訳者が本屋に行ってPOPのお願いして、書店の人に「めずらしいねー」と言われるのはどうなん? 翻訳者や作者と出版社ってフェアじゃないんやろか?
会議で意思決定する誤解
本のタイトルとか出版日とか、いろいろ決めることはあるのに、いろいろ考えて決めて、会議に持って行ってNGになって、会議の結論が言い渡されるってのが多々あったわ。
まぁ、僕なんて出版の素人ですからしゃーないんやろうけど、それにしてもプロの仕事とは到底思えん内容ばっかや。それでええんか?
考え方もやることも古い誤解
多分、彼らはなんとなくWebサイトにシェアボタンつけたらいいやーって思ってるかもしれんけど、ソーシャルの力はやっぱりすごくて、それを生かせなかったりするのはもうマイナススタートだったりするわけやん。
本屋におろしていたら売れてた時代で努力せんかったのかしらんけど、これまでに何も学ばなかったから今更「やばい、出版、やばい」とか行ってるのが滑稽でしかたらないもんですわ。恐竜は滅びたやろ。あほか。
というわけで
出版社なんてよほどちゃんとやってな潰れてまうやろうって話です。そらそうです。そうならなおかしいもん。