36歳会社員。娘が生まれた。保険を見直した。

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メリーナントカマス。以前、保険についていろいろ調べたのですが、最近ついに保険を見直し、入る保険が決まりました!!! 保険ショップに行くこと4回。保険の本も15冊ぐらい読みました。そんな僕が選んだ保険と、その保険を選んだ理由を、今日はまとめてみようと思います。

まずは僕の紹介

保険は人それぞれの収入や資産状況、家族構成など、状況によって異なってきます。ここで書くのは僕自身の例なので、ご自身と比べるための参考として読んでいただけるとよいかと思います。

  • 36歳、職業はサラリーマン。ちょっぴり管理職
  • 専業主婦の妻と娘が1人。将来的にもうひとり子供がほしいかな
  • 将来、家や車といった高い買い物をする予定はない
  • 妻は子供に手がかからなくなるまで働かない想定だけど、元SEなのでいざというときに職は見つかりそう
  • 両親はともにすごく元気なので、困った時に助けてもらえそう

僕に万が一のことがあった場合、生活費は両親の助けや嫁の職場復帰でなんとかなりそうです。よって、今回の見直しでは、子供が好きな勉強できるように、学費の補填を中心に考えています。

なお、ここに書いた情報は2014/12/13に調べた情報をベースにしています。情報は日々変わる場合がありますし、素人なので間違ってる場合もあります。各保険の条件や特約等、詳細についてはご自身で調べるか各保険会社にお問い合わせください。また、これより安い商品があればぜひ教えて下さい。

現在入っている保険

現在は、日本生命の「ニッセイ終身保険(重点保証プラン)」という死亡や三大疾病や入院など、総合型の保険です。月額15,692円支払っていますが、47歳の更新で保険料が37,858円まで跳ね上がるため、トータルで11,682,728円支払う計算です。トータルで1千万超える保険で、死んで3,200万返ってきます。果たして高いか安いか?

今回は見直し対象に入れていませんが、個人年金にも入ってます。この年金は25年で14%のリターンとなっており、確定拠出年金と違って途中解約が可能ですが、入ってから約10年以内に解約すると元本割れしてしまうリスクがあります。つまり、急に現金が必要になったとき、損をする可能性があるわけです。

また、娘ができて学資保険をよく進められますが、辺戻率の高いニッセイの学資保険(約109%の辺戻率)でも18年毎月12,700円支払って256,800円増えるぐらいです。

ブログの広告とアフィリエイトで年6万円ぐらい稼いでる身としては、ブログ頑張って書いて、普通に貯金したほうがお得だと判断しました。学資保険は論外。年金も元本割れがなくなったら解約を考えています。

保険で補いたい期間と金額

保険で補いたい額については「オレの屍を越えるのに必要な保険金を計算してみよう」を参考にどうぞ。僕の場合は

  • 娘が社会人になるであろう23年間の保証期間
  • 子供一人だと1,860万円足りない計算

で考えています。主に学費を高く見積もっている(1,500万ぐらい)のでこういう計算です。まずは定期保険から見てみましょう。

現在最安の定期保険はどれか?

会社名条件月額合計金額
チューリッヒ生命非喫煙優良体、1年禁煙3,600円432,000円
メットライフ生命非喫煙優良体、2年禁煙3,600円432,000円
ライフネット生命 4,747円569,640円
アクサダイレクト生命 4,780円573,600円
楽天生命 4,920円590,400円
オリックス生命 4,976円597,120円
メットライフ生命非喫煙標準体、2年禁煙5,370円644,400円
チューリッヒ生命標準体型、1年禁煙5,670円680,400円

上の図は比較のため3,000万円、保険期間10年の定期保険で揃えて知らべた結果になります。定期保険は特定の期間で契約する保険なので、「一生涯」とかではないですが、料金が安いです。短期的なリスク回避としては定期保険がよいと思います。

細かい条件が異なるので一概に比較できないのですが、値段だけ見るとチューリッヒ生命の「定期保険プレミアム」とメットライフ生命の「スーパー割引定期保険」が最安です。両者とも喫煙をしておらずBMIや血圧が基準値であることが条件です。喫煙者であれば、ライフネット生命「定期死亡保険 かぞくへの保険」が最安です。

一昔前(とはいっても半年ぐらい前に調べたとき)はアクサダイレクト生命や楽天生命がしのぎを削っていましたが、うれしい価格競争でラインキングに変化がでていました。保険は入る(更新する)タイミングで、きちんと時間を取って調べたほうがいいですね。

現在最安の収入保障保険はどれか?

定期保険は保障の期間中ずっと同じ保障額でした。しかし、上の図のように自分が生きている限り、必要保障額は減っていくので、「5年後、10年後も3,000万必要」ではないはずです。こういったニーズによって生まれたのが収入保障保険です。収入保障保険はだんだん補償金額が減っていく分、支払額が安くなっています。

収入保障保険は、もらえる金額ではなく月々の給付金額で料金が変わってきます。下の表では、収入保障年金月額15万、36歳から60歳までの24年保障で比較しています。今すぐ死んだ場合、15万x24年x12ヶ月=4,320万もらえる計算となります。

商品によっては収入保障年金月額を細かく設定できるので、必要額から逆算して月額を見つけてもいいでしょう(例:僕の場合、1860万必要 / 24年 / 12ヶ月 = 月64,000万円ぐらい)。

 会社名条件月額合計金額
T&Dファイナンシャル生命非喫煙者健康体保険料率、1年禁煙3,525円1,013,760円
チューリッヒ生命非喫煙優良体型、1年禁煙3,540円1,019,520円
AIG富士生命非喫煙者優良体、1年禁煙3,690円1,019,520円
ひまわり生命非喫煙者健康体、1年禁煙、平準払込形式3,795円1,092,960円
ひまわり生命非喫煙者標準体、1年禁煙、平準払込形式4,365円1,257,120円
アクサダイレクト生命 4,440円1,278,720円
オリックス生命 4,455円1,283,040円
AIG富士生命優良体4,710円1,356,480円
T&Dファイナンシャル生命健康体保険料率、1年禁煙4,770円1,373,760円
T&Dファイナンシャル生命標準体保険料率、1年禁煙5,010円1,442,880円
チューリッヒ生命標準体型5,520円1,589,760円
ひまわり生命喫煙者健康体、1年禁煙、平準払込形式5,265円1,516,320円
ひまわり生命標準体、1年禁煙、平準払込形式5,385円1,550,880円
AIG富士生命標準体5,520円1,589,760円
三井住友海上あいおい生命(収入保障保険)保険料払込免除特約付加しない、給付金なし5,340円1,537,920円
マニュライフ生命保証サイトから計算できず。AIG富士生命ぐらいの料金だった。  

実際に商品を見てみると、第一位はT&Dファイナンシャル生命の「家計にやさしい収入保障」が最安の月額3,525円です。チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアム」が3,540円、AIG富士生命の「収入保障保険」が3,690円と続きます。

チューリッヒ生命は定期も収入保障もコスト面でとても優れています。ただし、健康優良体の条件が最高血圧は120mmHg未満、最低血圧は80mmHg未満と最近厳しくなっているので、これをクリアできるならおすすめの保険です。僕は今年の健康診断だと最高血圧が127だったので無理でした。残念。

禁煙していてもBMIや血圧でひっかかるなら、日本一長い名前の生保である損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社の「家族のお守り」が最安になります。ひまわり生命の場合、逓減方式で支払うとだんだん支払額が下がり、合計金額で考えると最安の保険といい勝負をします。ぜひ、保険ショップで確認してみてください。

ここまでは非喫煙者が対象の金額ですが、喫煙者であればアクサダイレクト生命の「カチッと収入保障2」が4,440円と最安になります。T&Dの合計支払額からアクサダイレクトの合計支払額を引くと264,960円。喫煙者であるかないかでこれだけの違いが出ます。

僕が選んだ保険

先にも書きましたが、僕が死亡した場合に、生活費よりも学費をリスクと考えています。また、それとは別で事故や病気で、体が動けなくなる場合をリスクと考えています。この場合、公的な保障である傷病手当金はありますが、支給期間(最長1年6ヶ月)が終わった後は無収入になるからです。

「動けないリスク」は死亡と同じぐらい稀なケースだとは思いますが、自動車の保険と同じで、少ない確率だけど、発生した場合の影響がとても大きいリスクこそ、保険でカバーしたいものです。この「動けないリスク」を考慮すると、

  • 収入保障保険に、動けなくなった場合の特約などをつける
  • 収入保障保険とは別に、就業不能保険に入る

が選択できます。これらを考慮して先に書いた収入保障保険(60歳まで月15万)のよさそうなところを比較すると以下のようになります。

会社名月額合計金額条件条件時の月額条件時の合計金額
T&Dファイナンシャル生命3,525円1,015,200円 三大疾病収入保障特則(60日以上働けなくなった場合) 5,205円 1,499,040円
チューリッヒ生命3,540円1,019,520円 ストレス性疾病保障付就業不能保障特約(死亡時と同じ収入保障年金月額15万の場合)7,095円 2,043,360円
 AIG富士生命3,690円1,062,720円 就業不能時の特約やオプションはない
ひまわり生命3,795円1,092,960円ネットでは見積もれないが、2年間の三大疾病生活費支援というのがある。傷病手当金支給期間後をリスクと考えているので、僕には合わない保険。????円????円
三井住友海上あいおい生命(収入保障保険)5,340円1,537,920円 就業不能時も含めた「総合収入保障保険」というのがあり、約款所定の特定障害状態や要介護状態になった場合の保障を追加できる。5,616円1,617,408円
 参考:別に入った場合 – 一番安いT&Dと、ライフネット生命の就業不能保険(3,292円)と別に入った場合 6,817円 1,963,296円

「動けないリスク」を考慮した場合、T&Dファイナンシャル生命は三大疾病での「動けないリスク」のみ対応しています。しかし、三井住友海上あいおい生命の「&Life 総合収入保障保険」の場合、特定障害状態、要介護状態と幅広く対応していて月々数百円の差です。

収入保障保険の表では最下位クラスだったあいおい生命が、ここに来て急浮上した理由はというと、この保険には、健康優良割引に加えてSD非喫煙者優良体保険料率(ゴールド免許割引)というものがあるからです。Webで紹介されている参考値だと、非喫煙者割引だけで14.7%オフ。ゴールド免許割引で23.0%オフと凄まじい割引率になっています。

これはネットの見積もりページでは計算できないので、保険ショップで見積もってもらわなければわからない情報です。よて、ある程度の情報を自分で調べてから、ショップで相談して比較検討するのが一番いいのかもしれませんね。ありがとうほけんの窓口 四季の森フォレオ店の親切な店長さん。

ということで、この「&Life 総合収入保障保険」1本に入ることになりました。月額の保険料は、現在15,692円なので5,616円約-64%)になり、1年だと120,912円の節約です。僕の場合は月15万もいらないので、更に安くなる見通しです。保険設計書も公開しました。「月額の保険料が半額以下になったので保険設計書を公開しちゃう」を参考にどうぞ。

「あなたも保険料が安くなる!」にだまされちゃだめ!

201412_ニッセイ_日本生命_—_Evernote

上の図は今の保険の保障一覧なのですが、今回選んだ保険に入った場合、赤線で囲った三大疾病の一時金、三大疾病再発の一時金、骨折や脱臼の治療、病気やケガの入院保障は保証外になってしまいます。

定期死亡保険や収入保障保険は、死亡時のみ支払われるシンプルな保険なので、僕の今の保険のようにフルコースのサポートはなくなるわけです。しかし、

  • 国の保証がまだ充実しているのと、子供が生まれる前に共働きで貯蓄が少しできたので、短期的な支払いは怖くない
  • 入院1日5000円の保障に毎月数千円払うぐらいなら、そのお金を貯蓄や趣味の旅行にまわしたい

という判断を今回の見直しでしたので、保障を失うリスクも理解しているつもりです。安い分、何かが減っているはず。そのかわり、必要なところに必要なだけお金を払う形になりました。まさにこれが保険ショップのうたう「保険料が安くなる!」のカラクリだとも言えます。

今回、保険を見なおした感想

これまでに保険についていろいろ勉強してきて、自分が恐れているリスクがよくわかるようになりました。それは、

  • 一番は、僕が死んだときに、残された家族に必要なお金
  • 二番は、僕が動けなくなったときに、残された家族に必要なお金

です。これは、僕ぐらいの年齢で、家族のいる方であれば、だれもが考える心配ごとだとおもいます。

三大疾病や五代疾病、身体障害や要介護状態など、心配ごとはたくさんあります。ただ、「そこまで保険でカバーしない」という判断も重要です。

全部をカバーするために高額の保険料を支払うよりも! 人生を楽しむという選択もありますから。