WebLogicでアプリケーションをデプロイするときに、「どのようにデプロイするか?」を選べる。これがステージングモード。
stage
stageだとデプロイするサーバのステージディレクトリにファイルがコピーされ、コピーされたファイルたちが参照される。
コピーするため、小さいサイズのアプリケーションに向いている。
ステージングモードの選択
- stage
- 展開したアプリケーションに使う。nostageを指定すると、管理サーバ、管理対象サーバは展開されたディレクトリを直接参照する。
- nostage
- 大きいサイズのアプリケーションや、定期的に更新が行われるアプリに使える。また、JSPファイルを直接修正し、すぐに確認ができる。
欠点としては、nostageだとプロダクション再デプロイメントができない。 - external_stage
- 使ったことはないが、手動でstageにあげるためのものらしい。
・ステージング モードによるデプロイメント ファイルのコピーの制御
ステージングモードの設定
デプロイのときに指定できる。
「デプロイメントの対象に定義されるデフォルトを使用」だとサーバに設定されたデフォルト値が使われる。どうもインストールしたままだったら「stage」になる。
「すべての対象にこのアプリケーションをコピーする」だと、stageモードになる。
「デプロイメントを次の場所からアクセス可能にする」だと、nostageモードになる。
サーバのデフォルト値は、環境>サーバ>サーバ名>コンフィグレーション>デプロイメントで確認できる。(サーバのステージング モードの設定)
この画面では、ステージングディレクトリの場所なども設定できる。
ステージングディレクトリ
ステージングディレクトリのデフォルトは「/opt/bea/user_projects/domains/ドメイン名/servers/管理対象サーバ名/stage」になる。
インプレースデプロイメント(普通のデプロイ?)だと以下のようにコピーされる。
/opt/bea/user_projects/domains/ドメイン名/servers/管理対象サーバ名/stage/testapp
プロダクションデプロイメントを利用していると、以下のようにバージョン番号が入る。
/opt/bea/user_projects/domains/ドメイン名/servers/管理対象サーバ名/stage/testapp/ver1/testapp
WebLogicのコピー方法
展開されたアプリケーションの場合、WebLogicは更新日付(Modify date)などをたもったままコピーしてくれる。しかし、プロダクションデプロイの場合、META-INF/MANIFEST.MFだけは中身を参照するせいか、日付が更新されてしまう。