最近話題のドライレイヤーの性能をランニングしながら比較してみた

ファイントラック社が提案するドライレイヤー。ようするに、これまで着用していたベースレイヤーの下にドライレイヤーを着ることで、汗を外により吸い出せる(そして戻さない)ため、汗冷えを軽減するものです。汗冷えでお腹が痛くなりやすい体質なので、いくつか試してみました。

比較方法

ランニング時に使って比較してみようと思ったのですが、気温や体調で汗は変化するので断念。詳しいデータは各社のページに任せるとして、

  • 汗をどれぐらい吸ってくれたか?
  • どれぐらい快適になったか?

を感覚的に比較しています。

ファイントラックのドライレイヤー

薄手で細かいメッシュタイプのヒートテックみたいな感じです。比較的ぴっちりめに着ることで汗を吸い出してくれます。

横浜の石井スポーツで購入しましたが、店員さんはこれを推していました。SUPするときに海の上でも切れて便利だそう。海の上で?というのも、撥水性が高いので、水を弾いてくれます。高機能なラッシュガードですね。

ただ、調べてみるとわかるのですが、メンテナンスがすごく面倒です。この撥水性や吸水力を維持するために、「柔軟剤を使わない」などの注意が必要。ヒートテックも乾燥機仕様がよくなかったりするので(知らなかった!)、機能的インナーを長持ちさせるためには本当に注意が必要ですね。

さらに、定期的に特殊な液体を使ったメンテナンスも必要なので、めんどうくさがりな僕には不向きと感じました。ちなみに、トレイルランする友人も同じ感想でした。

あとはお値段が高い。よい商品が揃っている国産メーカーなのですが、自分には気軽に買えるレベルではありませんでした。

リンク: ファイントラック ドライレイヤーを探す

ミレーのダイナミックメッシュ

対抗馬はミレーのダイナミックメッシュシリーズ(DRYNAMIC®MESH SERIES)です。

一見すると「なんだこのアミアミは!」でしょう。僕もそう思います。嫁も「それで外でないでね」という始末です。

しかし、見ての通り伸びる素材が体にフィットし、単純に網目で汗を吸い取る構造なので、メンテナンスも楽で丈夫です。

あえていうなら、ちょっと窮屈に感じる部分は残ります。

リンク: ミレー ダイナミックメッシュを探す

モンベルのジオライン クールメッシュ

これまで使っていたモンベルのクールメッシュ。普段遣いであればこれで十分ですが、運動時はちょっと物足りない感じです。あと、耐久性が低いので数年で破けてきます。

リンク: モンベル クールメッシュ

比較

汗をどれぐらい吸ってくれたか? どれぐらい快適になったか?について比較すると・・・

ミレー ダイナミックメッシュ > ファイントレック ドライレイヤー > モンベル クールメッシュ

モンベル クールメッシュだとランニング後、胸のあたりを触るとべちゃっとしたかんじ。汗で皮膚がぬれている状態になり、筋肉の谷間のようにメッシュが当たりにくいところには汗がそのまま残ります。

ファイントレック ドライレイヤーは、モンベルに比べると汗を吸い取ってくれます。ただ、全体的に汗濡れが残る感じです。

ミレーが一番汗を吸ってくれます。密着したちょっと太めのアミアミが、汗をどんどん吸い取ってくれて、ほぼ汗濡れはありません。

ファイントレックも悪くないけど、比べるとミレーがよいイメージです。

まだ使いはじめたばかりなので、今年は登山でも試してみようと思います。