この講座では、ブロックをつかって処理をまとめる方法を学びます。
ブロックのつかいかた
ブロックをつかうと、処理をまとめることができます。処理をまとめると、同じ処理を何回もつかうときに便利です。
ブロックは「その他」の「ブロックを作る」をつかいます。
ブロックに名前をつければ完成です。
引数を追加すると、ブロックに引数をわたすことができます。引数とは、ブロックの中でつかいたいデータです。
たとえば、「ニャー」という処理をブロックにまとめてみましょう。ブロックの名前を「ニャーという」にして、文字列の引数「なきごえ」を追加します。これで、なきごえというデータをブロックにわたすことができるようになりました。
つぎに、ニャーちょいうブロックに「なきごえ と言う」をおきます。ブロックのなかで「なきごえ」というデータがつかえるのがわかるはずです。このように、ブロックにわたすデータを引数といいます。
れんしゅうもんだい1: ねこがテクテクあるく
プロジェクト「ねこがテクテクあるく」をつくってみましょう。スペックは以下です。
- 「がんばるぞ!」といって、ネコがテクテクあるいていきます。
- 100歩あるいたら。「ちょっときゅうけい」といって、きゅうけいします。
- 「もうちょっとだ!」といって、ネコがテクテクあるいていきます。
- 100歩あるいたら。「ちょっときゅうけい」といって、きゅうけいします。
- 「あとすこし!」といって、ネコがテクテクあるいていきます。
- 100歩あるいたら。「ちょっときゅうけい」といって、きゅうけいします。
- 「ゴール!」といいます。
このスクリプトをブロックをつかわずにつくると、上のようになります。「10 回繰り返す」ループのなかみは全部おなじですね。スクリプトのなかに、同じ処理が3つあります。
これをブロックをつかって整理してください。まずは、自分で考えて作ってみましょう。
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れんしゅうもんだい1: 答え
左が、ブロックをよびだすスクリプトです。右が、ブロックになります。それえぞれみていきましょう。
まずは、ブロックです。ブロックの中では、これまで何回もやってきた、「ネコがテクテクあるく」処理があります。一番上では、引数でうけとった「かけごえ」を1秒いっています。
ブロックをよびだすスクリプトはとてもシンプルになりました。引数をかえるだけで、同じ処理を何回もつかいまわせて便利ですね。
ブロックをつかうときと、つかわないときをくらべてみましょう。
このように、ブロックによって処理をまとめることを共通化といいます。そして、何回もつかいまわすことを、「スクリプトを再利用する」といいます。
とくべつもんだい1: さくせいちゅう
さくせいちゅう。
この講座で学んだこと
- 処理をまとめることができます。処理をまとめると、同じ処理を何回もつかうときに便利です。
- ブロックにわたすデータを引数といいます。
- ブロックによって処理をまとめることを共通化といいます。
- 何回もつかいまわすことを、「スクリプトを再利用する」といいます。
これで、基本的なコマンドと、ちょっとむずかしいコマンドの勉強はおわりです。ここまできたら、いろんなスクリプトをつくれるはず! いろいろ作ってあそんでみましょう!
- 今回つくったプロジェクトは以下にあります。
- ねこがテクテクあるく: https://scratch.mit.edu/projects/119506315/
- つぎの講座は「ひとつだけおもいボールをさがせ!」です。
- まえの講座は「メッセージを送ってみよう」でした。
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