この講座では、メッセージをつかったやりとりを勉強します。
メッセージを送る
メッセージは、お手紙のようなものです。「イベント」にある「メッセージを送る」と「メッセージを受け取ったとき」をつかうと、お手紙をやりとりしているようにスクリプトが動きます。メッセージは自分でつくることもできます。
ためにし、プロジェクト「しろやぎくろやぎ」をつくってみましょう。スペックは以下です。
- やぎのかわりにネコをつかいます。しろやぎさんとくろやぎさんをつくって色をかえてあげましょう。
- しろやぎさんが、「くろやぎさんにお手紙おくるよ!」といって、くろやぎさんにメッセージを送ります。
- くろやぎさんがメッセージをうけとると「しろやぎさんからお手紙がとどいたよ!」「しろやぎさんにおへんじだすよ!」といって、しろやぎさんにメッセージををおくりかえします。
- しろやぎさんがメッセージをうけとると「くろやぎさんからおへんじとどいたよ!」といいます。
まずは、自分で考えて作ってみましょう。
スプライトを複製(コピー)して、色をかえます。まず、しろやぎさんのスクリプトを、上のようにつくりましょう。
スクリプトがはじまると、しろやぎさんは「しろやぎからのおてがみ を送る」をつかってメッセージを送ります。
つぎに、メッセージをうけとる処理もつくります。「くろやぎからのおてがみ を受け取ったとき」をおいて、うけとったときに「とどいたよ!」というようにしておきます。
くろやぎさんのスクリプトをつくります。
「しろやぎからのおてがみ を受け取ったとき」に「お手紙がとどいたよ!」といって、すぐにおへんじを出しています。そうすると、上でつくったスクリプトがメッセージをうけとり、しろやぎさんが「とどいたよ!」といいます。
このように、メッセージをつかうと、まるでお手紙をやりとりしているようにスクリプトが動きます。
れんしゅうもんだい1: なつのおもいで
ネコが質問をするスクリプトをつくります。プロジェクト名は「なつのおもひで」です。スペックは下のようになります。
- はじめると、「そういえば今年の夏はどこにいったの?」とネコが質問します。
- ネコは「しつもん」というメッセージをなげ、うけとったスクリプトが質問をおこないます。
- もとのスクリプトが、「□ にいったんだね! たのしかった?」といいます。
メッセージは「しつもん」だけをつかってください。
答えは ↓ にあるけど、まずはみないで自分でつくってみよう!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
れんしゅうもんだい1: 答え
「イベント」にある「□ を送って待つ」をつかえば、イベントを送ったさきの処理がおわるまでまち、おわったあと、また処理をつづけます。
しつもんというメッセージをうけとったさきでは、「そういえば、今年の夏はどこにいったの? と聞いて待つ」だけです。聞いたあとにメッセージを投げたりはしません。
メッセージがなくても、すでに「しつもんを送って待つ」がうごいているので、処理がおわると元のスクリプトにもどります。上の図のような動きをするのです。
とくべつもんだい1: さくせいちゅう
さくせいちゅう。
この講座で学んだこと
- メッセージをつかうと、まるでお手紙をやりとりしているようにスクリプトが動きます。
メッセージをつかうと、スクリプトを自由に動かすことができますが、つかいすぎると、どこになにがいったかわからなくなるので、注意が必要です。
- 今回つくったプロジェクトは以下にあります。
- しろやぎくろやぎ: https://scratch.mit.edu/projects/119501148/
- なつのおもひで: https://scratch.mit.edu/projects/119502557/
- つぎの講座は「ブロックで処理をまとめてみよう」です。
- まえの講座はいろいろ調べてみよう」でした。
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