
さぁ、スクラムイベントからまるっとやってみましょうか! というケースだとあまりないんですが、現状の開発体制やプロセスがある現場だと、最初から全部取り組むのが難しい。だから、ちょっとずつスクラムイベントやアジャイルプラクティス取り組んでいくチームも多いのですが、そのときに気をつける点を考えてみました。
ざっくりとした導入計画を立てる
たとえば、スクラムイベントだと、
- 計画を立てるためのリファインメントをやって
- 計画を立てて
- 朝礼を回して
- 作ったものをレビューして
- チームで開発をふりかえって
というような流れと意義があります。スクラムはシンプルに仕上げているので、どれかを省略すると狙っている仕組みが機能しない可能性があります。計画を立ててないからふりかえれなかったり、リファインメントされてないからレビューがうまくいかなかったり。
ひとつひとつ導入する場合、ふりかえりからはじめてみるとこんな事が起きます。
- ふりかえるためにはレビューちゃんとしないとね
- レビューちゃんとするためには朝礼でチェックしていかないとね
- 朝礼でチェックするためには計画づくりやらないとね
- 計画づくりをやるためにリファインメントしないとね
とまぁ、ふりかえりを起点にだんだんやるべきことがでてきて、よくよく見てみると「それってスクラムイベントじゃーん」ということに気がつきます。先人の知恵ってやっぱり偉大。
よって、部分的にはじめるとしても、ざっくりとした導入計画を立てて、順を追って導入をすすめる Or 問題があれば解決できるか考える。としていくのがいいと思います。
うまくいかないのは誰のせい?
アジャイルプラクティスは、うまく組み合わせて機能する部分があります。よって、ちょっとずつ、段階的に導入する場合は、そこを見越してやっていく必要があります。
もし、うまくいかないのであれば、アジャイル開発やスクラムのせいにする前に、自分たちの進め方を疑ってみるといいかもしれませんよー。
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スクラムやプラクティスに関しては、Udemyでも解説しているのでご興味があればそちらもどうぞ。