
スクラムのイベントってシンプルなサイクルなので、何回もやっていくとだんだん単調になってきます。なれてくるとイベントでのやりとりを適度にさばいたり、こなしてしまったり。それだとグループダイナミクス(集団力学)が生まれないんですよね。
これは長時間車の運転をしている状況に似ています。単調な道のりだと、運転手はだんだん集中力を失い、眠気が襲ってくるでしょう。迎える結果が良いものになるはずもなく。
一度、イベントを止めてみたり、まったく違うやり方を試してみたりするのもよいかもしれません。パーキングエリアでコーヒーを飲んでリフレッシュするのと同じです。アジャイル開発はマラソンのような長期的な活動です。
「時が来たら習慣を捨てる」というアジャイルプラクティスを試してみるのも手です。僕はこのプラクティスが一番好きですが、とてつもなく難しいアジャイルプラクティスでもあります。
改善を続けていくと洗練されたプロセスになっていきますが、その効率性によって失っているものがないかを考えてみましょう。
改善を続けていくとどんどんファシリテーションがうまくなっていきますが、うまくなればなるほど、雑になっていないかを考えてみましょう。
スクラムイベントをこなしちゃったらそこで試合終了ですよ・・・?