仕事の管理方法は、現場ごとに違うのが当たり前。とはいっても、ドキュメント系はドキュメントツール（Confluence、Docbase、esa、Qiita:Teamなど）、タスク管理はチケット管理ツール（JIRA、Redmine、Backlog、ASANA、ZenHubなど）、コードはコード管理ツール（GitHub、Gitlabなど）という似たような使い分けが多いようです。これをNotionとGitHubだけにまとめられないかと思い、NotionのGitHub連携を試してみました。
理想の形
ここでの理想は、NotionとGitHubの2ツールを使うだけの運用です。ただ、2ツールに絞ったとしても、両方とも多機能なツールなので、どちらで何を扱うかで使い方も変わってきます。
例として、上記の図のように「理想その1」と「理想その2」を考えてみました。
- 理想その1： 開発ドキュメントとユーザーストーリーをNotion、タスクとコードをGitHubとするパターン
- 理想その2： 開発ドキュメント、ユーザーストーリー、タスクまでをNotion、コードのみGitHubとするパターン
ポイントはユーザーストーリーとタスクをどちらで管理するかです。Notionにまとめるか、開発タスクは開発者のものとしてGitHubで扱うか。これはどちらでもいいはずなので、好みだと思います。
理想その1は、NotionのGitHubコネクト（GitHub連携するインテグレーションツール）を行い、タスクをGitHubのIssueで表現すれば実現できます。理想その2はNotion側でストーリーやタスクを扱うDBを作るだけなので、連携無しでやれます。
NotionのGitHubコネクト
理想その2は、それぞれで情報整理するだけなのでここでは説明しませんが、理想その1をNotionのGitHub連携で実現してみます。やりかたは簡単です。
まず、GitHubコネクトのページに進んで、つなぎたいNotionと連携させます。詳細はSynced Databases bridge the gap between different toolsのHow to use Synced Databases with Notion and GitHubにちょっとだけまとまっています（英語）。
Issue一覧を連携させるなら https://github.com/daipresents/notion-github/issues PR一覧なら https://github.com/daipresents/notion-github/pulls というURLをNotionに貼り付けようとすると、メニューが表示されます。そこから、「Paste as database」を選び、DBとして連携させます。
するとこんなかんじで、一覧が表示されます。これは、GitHubのデータをNotionで表示しているだけなので、更新はGitHub側でやるしかありません。
つまり、GitHub連携するだけなので、IssueはGitHubで管理する形にならざるを得ず、結果的に理想その1になってしまうというわけです。
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仕事の粒度は職能によって変わるものです。たとえば、POであれば、ストーリーの状況を知りたいだろうし、エンジニアであればタスクの状況を知りたいものです。
よって、ひとつのツールで2つのビューが扱える方法を探すか、2つのツールにわけて管理するかになるはずです。
「全部を一つのツールでまとめたい！」という現場の壮大な夢はありますが、なかなか難しいものです。ひとつにすると利用料が跳ね上がったりも・・・。
仕事の流れは、定期的に見直し、新しいツールや方法にチャレンジする文化にしていくといいと思います。
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