
新人社員とかが会社で勉強しているケースは多いけど、そもそも会社は勉強する場所ではないと思う。だってそうでしょ。会社は仕事をする場所だもん。で、君はいつまで勉強するの? って配属された新人に聞いたことがある。
この質問の意図は、社会人になると「これを勉強しなさい」とずっと言ってくれる人はいないんだよということ。だから、トレーニングとかが提供されているなら有効活用したほうがいいし、なければ自分なりに学びの場を作るなどしなければならない。
仕事が勉強になるときはあるけど、賞味期限は短い。だって、よく考えてみると、世の中にはOJT(On the Job Training:オンザジョブトレーニング)という便利な仕組みが多いけど、作業を覚えてもらうのが主眼なので、アルバイトのマニュアルと同じだと理解すべき。マニュアルで解説できるレベルの作業が、君の学びや成長につながるだろうか?
仕事を自分の勉強材料にする人もいるけど、それはエンジニアとして最悪。自分の好きなフレームワーク入れたり、アーキテクチャ試したり、個人が仕事で遊ぶ形は、仕事やその周囲の人間が不幸になるケースが多い。
勉強が仕事になるときは少ない。そういう場があれば、すごくラッキーなので全力でやったほうがいい。
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という話をすると、みんな一生懸命学ぼうとする。チャンスを作ろうとする。そして、次に話すのはこう。
残業して勉強するのもいいけど、毎日定時で帰りながら今の成長の質を維持してみて
そうしないと、アルバイトと同じく時給で仕事する人間になってしまう。時間を切り売りするのはまだはやい。
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- 昔、以下のようなことも書いていました。考え方あんまり変わってないかも
[…] 「会社は勉強する場所ではないと思う」と書いたけど、「じゃぁ、どうやってスキルを身につけるのがいいんだろう?」という問いに対して、一番いい方法は「身銭を切る」ことだと思っています。今日はそんな話。 […]
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