Arduinoをはじめるときに読みたい本と購入した部品や道具まとめ

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去年からプログラミング教室でアルバイトをはじめたのですが、そこではScratchやArduinoを教えています。子どもたちがワクワクする授業にしたいので、本を読んで情報を集め、部品とにらめっこする毎日です。この記事では、Arduinoをはじめるうえで役に立った本と部品や道具のまとめてみます。

Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS) – Massimo Banzi

入門書としてはじめに購入。Arduinoとは何かから、プロジェクトの思想。電子工作に踏み出す一歩を丹念に説明してくれているのでイメージがしやすいです。

ただ、サンプルが少ないので、いろいろ試したい場合はものたりないかも。まずはこれを読んで、面白そうなサンプルがのっている本を選ぶのがおすすめです。

リンク: Arduinoをはじめよう 第3版

たのしくできるArduino電子制御 – 牧野浩二

Arduinoが検知した傾きを活用して、ソフト上のオブジェクトを傾けるなど、ArduinoというモノとProcessingというソフトを連携させて遊べるサンプルが面白かったので購入。

この方の本は『たのしくできるArduino電子工作』も読ませていただきましたが、書いているネタが、子供も喜びそうなものが多く、面白いのでどちらもおすすめです。

リンク: たのしくできるArduino電子制御

Prototyping Lab 第2版 ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ (Make: PROJECTS) – 小林茂

Arduinoのサンプル内容や解説。読みやすさや面白さはこの『Prototyping Lab 第2版』がダントツでした。

ちょっと困ったらこれを開いて調べたり、アイデアを探したり。プロトタイピング的な考え方学べて何度も読める本です。

リンク: Prototyping Lab 第2版

必要な部品や道具リスト

秋月電子最高です。最低限これぐらいがあれば、売っている書籍やネット上にあるサンプルを作れるはずです。

ちなみに、コンデンサ使い方や足りない電圧の上げ方がまだわかっていないので、そういうときは色々セットのキットを買っています。修行がまだ足りない。

まずは、ELEGOO Arduino用UNO R3スターターキット。Arduinoはオープンソースプロジェクトなのでその回路図が公開されています。よって廉価版もAmazonで買えちゃうのがうれしいところ。まずは右も左もわからなかったので、このスターターキットを購入しました。これがあれば大体の基本部品・センサーが手に入ります。

これ以外は、作りたいものを作るための部品を秋月電子で買い揃えていきました。

まずは、教室での自己紹介で使おうとおもって作った音声合成LSIを使ったサンプルに必要だったもの。はじめに作ろうしたサンプルが難しかった気がします。ネットの情報も少なく苦労しました。詳細はこちらを参考にどうぞ。

  • 【I-05665】 音声合成LSI ATP3011F4-PU(かわいい女性の音声)
  • 【P-09013】 ダイナミックスピーカ 50mmΦ 8Ω 0.4W
  • 【P-11154】 セラミックコンデンサー 0.1μF50V
  • 【P-12059】 積層セラミックコンデンサー 0.047μF50V2.54mmピッチ
  • 【I-00022】 オーディオアンプIC NJM386BD

次に、教室ではLED、スイッチあたりがよく出てきて、LEDチカチカだけでは物足りないので、4桁表示のディスプレイなどをつかったサンプルを作成。このあたりはスターターキットで十分です。

追加で以下も購入しました。ネットだと16ピンのサンプルが多く、24ピンだったのでデータシートを読むのに苦労しました。詳細はこちら

  • 【I-09878】 2色ドットマトリクスLED(赤緑) 8×8ドット LTP-12188M-08

未だに完成していないのがモーターを動かす回路。娘とタミヤ 楽しい工作シリーズ No.227 カムプログラムロボット 工作セットを作ったのですが、リモコンで動かしたいということで、まずはモーターの操作部分を作成中です。

ロボットの駆動部はタミヤ 楽しい工作シリーズ No.168 ダブルギヤボックス だと思うのですが、こちらを参考にスターターキットに入っていたモータードライバL293Dを使ってみたところ動かず。

  • 【I-09723】 MOSFET 2N7000
  • 【I-07688】 モータードライバー TB6643KQ
  • 【I-13424】 フルブリッジドライバ TA8428K
  • 【I-02414】 NchパワーMOSFET 2SK2232(60V25A)
  • 【K-11219】 TB6612使用 Dual DCモータードライブキット

と試したところモーター2つは電力が足りないのか動かすのが難しく、探しても見つからなくて部品に生産終了たるものがあることも理解しました。

ドライブキットはハンダゴテが必要なことに気がつき断念。5個もいらないんですけど、ハンダ付けされたデュアルモータードライバを安価でゲット。

買っても買っても動かないループがこれで終わることを祈ります。

それ以外だとこのあたりが揃っているといいかも。

  • 【P-05294】 ブレッドボード BB-801
    • お金はかかりますが、作りたいものの数だけあったほうが、毎回組み直さなくて便利。最近は安価なArduino nanoを使うようになりました。電池ボックスもブレッドボードの数だけあるとよし。
  • 【P-05160】 ブレッドボード・ジャンパーワイヤ 14種類×10本
    • 回路をきれいに作るためにはジャンパワイヤーを適切な長さに切る必要があります。コネクタも合わせてあると便利
  • 【C-08916】 コネクタ付コード(みの虫クリップ×ジャンパーワイヤ) (赤2本・黒2本)
    • 配線むき出しに対応するために必要。【C-09247】 TJC8コネクター (オス) (10本入)でコネクタを配線につなげてもいける
  • 【P-03646】 タクトスイッチ(赤色)
  • 【P-03649】 タクトスイッチ(水色)
  • 【P-03650】 タクトスイッチ(黄色)

センサーは書籍でよく出てくるものを選別。

  • 【I-09692】 温度センサーIC MCP9700-E/TO
  • 【P-04002】 圧力センサーFSR402
  • 【I-02325】 照度センサ(フォトトランジスタ) 560nm NJL7502L (2個入)
  • 【K-07243】 3軸加速度センサモジュール KXSC7-2050

どこで使うかわからないけど、基本的な部品らしいので揃えておいたもの。抵抗はよく使って足りなくなったものを中心に選択。

  • 【I-13491】 トランジスタ 2SC1815L-BL-T92-K 60V150mA (20個入)
  • 【I-06734】 トランジスタ 2SA1015L-GR-T92-K 50V150mA (20個入)
  • 【P-11154】 セラミックコンデンサー 0.1μF50V
  • 【P-11150】 セラミックコンデンサー 0.01μF50V
  • 【P-11146】 セラミックコンデンサー 1000pF50V
  • 【P-08153】 絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー 3.3μF50V5mm
  • 【P-08156】 絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー 22μF50V5mm
  • 【P-12059】 積層セラミックコンデンサー 0.047μF50V2.54mmピッチ
  • 【P-09481】 積層セラミックコンデンサー4.7μF25V±10%
  • 【P-05102】 積層セラミックコンデンサー47μF25V±20%
  • 【P-05103】 積層セラミックコンデンサー10μF25V±10%
  • 【P-08426】 電解コンデンサー 470μF16V105℃ ルビコンWXA
  • 【P-10598】 電解コンデンサー 100μF16V105℃ ルビコンMH7
  • 【P-10272】 電解コンデンサー 220μF16V105℃ ルビコンPX
  • 【P-11137】 セラミックコンデンサー 22pF50V
  • 【R-25104】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W100kΩ (100本入)
  • 【R-25103】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W10kΩ (100本入)
  • 【R-25471】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W470Ω (100本入)
  • 【R-25511】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W510Ω (100本入)
  • 【R-25472】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W4.7kΩ (100本入)
  • 【R-25101】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W100Ω (100本入)
  • 【R-25331】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W330Ω (100本入)
  • 【R-25102】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W1kΩ (100本入)
  • 【R-25684】 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W680kΩ (100本入)
  • 【I-00127】 整流用ショットキーダイオード(40V1A)1S4

必要になった道具はこちら。将来、子供とミニ四駆するときにも使えるかなと。

次に欲しくなってきたものは以下。道具にまでこだわりだしてかなりまずそう。

まとめ

Arduinoを勉強するために、とりあえずAmazonで見つかった全15冊を読み切りました。電子工作の知識は全然ありませんが、15冊読むとなんとなくわかってくるものです。上記以外で読んだ本はこちら。

Kindleの個人出版の本もいくつか読みましたが、抵抗の計算がうそくさかったり、そのままでは動かなかったりしたので、質を求めると出版されている本のほうがまだまだ優秀だと思います(そらそうか)。

部品についてはまだ迷走しており、必要なものにすぐたどり着いていませんが、上記があれば書籍のサンプルはだいたい動かせるはずです。

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