
赤ちゃんには背中にスイッチがあります。「寝たなー」と思ってベビーベッドに置こうとすると泣き出したり、背中スイッチに悩まされる人はたくさんいるはず。僕も妻も背中スイッチには泣かされてきましたが、ついに背中スイッチ対策を編み出しました。
背中スイッチの難点
背中スイッチの難しい点は2つあると考えています。
- 気がつかれないように床に置く技術
- 背中トントン、おしりトントンを続けながら自然にフェードアウトしていく技術
背中スイッチの対策として考えだされた「藤原8(ふじはらえいと)」は、この2つの難点に対するソリューションを提供しています。
藤原8(ふじはらえいと)の作り方

まず、タオルケットを用意してください。長い面をまるめていき、8の字を作ります。あとで調整していくのでざっくりとレイアウトすればOKです。そして、ここに赤ちゃんを置きます。
藤原8はこれだけ!
つまり、背中スイッチを気にして置く技術を磨くのではなく、置いてしまいそこから寝かしつけるのが藤原8です。

赤ちゃんを置くとこんな感じ。ポイントは2つ。8の字の交差する部分が肩甲骨に位置し、あごがちょっと上がる態勢にします。頭に血が上るのは良くないので、8の字の上の輪で高さを調整します。赤ちゃんはアゴ周りがちょっぴりおデブちゃんなので、下を向くと呼吸しにくいように感じました。そこで、ちょっと息がしやすい態勢にしてあげます。
さらに、下の輪は体を包み込むようにフィットさせます。体にそってタオルケットを当てるのではなく、お尻がちょっと浮いて、ちょっと体が丸くなるように、抱っこしているように包み込む感じ。新生児の体を安定させるために、タオルをくるんで輪っかを作り、その上に新生児を置いている産院の方法を参考にしました。抱っこをタオルケットで抽象化します。
こうやって、置かれているのに抱っこしている感じを創りだすのです。

「気がつかれないように床に置く技術」は解決しました。次は、「背中トントン、おしりトントンを続けながら自然にフェードアウトしていく技術」をなんとかする必要があります。
赤ちゃんの足はM字型になるので、上の写真のように、足の裏を簡単に引っつけることができるはずです。その状態で、赤ちゃんの体の下方向に引っ張り、足の関節を曲げるように体の上に戻す。この運動を背中トントンの間隔でやります。これで、寝た状態でも背中トントン・おしりトントンが実現します。
ポイントは、強く引っ張ると股関節を痛めるので、足の運動になるレベルの力でやること。あとは、赤ちゃんの頭が上下に小刻みに揺れるように、赤ちゃんの股間に赤ちゃんのかかとをトントンとぶつけます。この股間トントンは寝た状態でやることができ、背中・おしりトントンレベルの効果を感じています。

赤ちゃんにとって快適な温度の静かな部屋で、赤ちゃんを藤原8に置き、足を使ったおしりトントンをすれば、数分でほーらこんな感じ。ぜひお試しあれー。