Amazonアフィリエイトと楽天アフィリエイトでABテストしてみた

By: Zhao !

Amazonアフィリエイトと楽天アフィリエイト。双方のAPIを使ってABテストでクリック数を比較してみました。

これまでの経緯

過去にどっちが強いのか調べたときは、再訪問期間の長い楽天が勝ちました。

ただ、少し前にベストセラー小説をAmazonのマーケットプレイスに出してみたところ、一瞬で売れたのを経験して、書籍籍販売についてはAmazonがダントツで強そうだったので、「Amazon VS 楽天」でABテストしてみることにしました。

方法

記事の下に表示している「この記事に関連する書籍」は、楽天アフィリエイトで運用しています。今回はこのエリアを使ってテストをしています。

  • 場所: 記事下の関連書籍エリア
  • 条件: 書籍画像を4件表示。サイズも同じぐらいにそろえる。モバイルも同様。50%の確率で双方を表示
  • 期間: 1週間

AmazonアフィリエイトはPHPで実装しているので、表示されるときに、ページのロード時間が若干長くなる可能性があります。逆に楽天アフィリエイトはJSで実装しているので、クライアント側でJS実行されるため、クライアント環境に依存します。

結果

  • Amazon: 63.5%
  • 楽天: 36.5%

クリック数だけ見ると、Amazonの勝ち。

おわりに

それぞれにメリット・デメリットはあるのですが、個人的に大きいのは複数キーワード時の検索精度です。どちらのAPIも複数キーワード検索に対応しているので、たくさんの商品から適切な書籍を絞り込むことが可能です。

しかし、楽天アフィリエイトの場合、結果の精度が微妙です。例えば「レストラン ランチ」で検索すると、Amazonのほうは「ランチやレストランの書籍」がでてきますが、楽天だと『サイゼリア革命』が一番上にでてくるので、ユーザが「?」ってなるのが予想できます。

僕のブログの場合は、記事のタグをキーワードとしてAPIに投げていて、記事に複数タグをつけて検索精度を上げたいため、結果的に「AmazonのAPIを使ったほうがよい」という結論になりました。

ただ、

  • 記事内で紹介している商品に「Amazonで買う」「楽天で買う」のボタンを付けてみたところ、いい勝負になる。
  • 注文件数ごとの報酬平均は、Amazonが61.1円。楽天が80.8円と楽天が強い。
  • 1回の購入金額平均はAmaoznが1392.7円で楽天が6342.9円で楽天が強い。
  • ただ、紹介料率はAmazonが2%~5%ぐらいで、楽天は1%がほとんど。Amazonだと楽天の20%~50%の売上で同等の利益に鳴る。

それぞれに特徴があるので、ブログの内容や記事に合わせて使い分けが必要です。