育休でありながら10日ぐらい風邪で寝込んでしまい後悔して生きている毎日ですが、生きるために必要な知識を身につけるため救命講習を受けてきました。1日通しの講習で疲れましたが、ためになる内容でした。
救命講習は、横浜市だと防火防災協会に案内があるのですが、普通救命講習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、上級、普及員と種類があり、Ⅱは医務室勤務者とか特殊なものらしいので、それ以外の受講になるそうです。そして
- Ⅰは成人向け心肺蘇生法など(3時間)
- Ⅲは小児・乳児・新生児向け(3時間)
- 上級はⅠとⅢに加えて三角巾の使い方や搬送など(8時間)
と分かれており、「時間あるし上級いっとくか」という軽い気持ちで上級を勉強してきました。
会場は横浜駅から10分ぐらいのところにある横浜市民防災センターでした。平日でありながら40人以上の参加だそうです。多分、お仕事で使う方が多いのでしょうね。
上級講習なので人形さんも成人タイプ、小児タイプ、赤ちゃんタイプとみっちりやります。赤ちゃんタイプのときは娘を連想して泣きそうになりました。心肺蘇生法は体力を使う講習です。ひとつ思ったのは、救急の時に脈拍を取らず、息をしているかどうかしか見ないんですね。息がない=心肺停止とみなすようです。息してないけど脈がある場合もありそうだけど・・・。
AEDはトレーニング用のを使いました。30回の心臓マッサージと2回の人工呼吸をしながらAEDや119の指示に従うだけでいいので、あせらずやれば誰でもできる内容です。
一日の講習後に修了証をもらえます。3年に1回講習を受ける必要があります。上級はみっちり心肺蘇生をしますが、成人でも乳幼児でもやることは同じなので、次は普通Ⅰとかでいいかなーと思いました。
そういえば、ちょっと前に駅で急に倒れた人がいました。たまたま近くにいたので駅員さん呼んだりしましたが、頭から血を流していたので、知らないおじさんに「動かさないほうがいいのでは?」と言われ、どうしたらいいんだろう・・・と迷ってしまいました。
そんなこともあり、子供も生まれたので蘇生法をちゃんと勉強しようと思ったのですが、「よきサマリア人法」という法律がアメリカやカナダにあるそうです。この法律では、
緊急時に市民が進んで勇気を持って善意から行った行為については、法的な責任は問われない
そうです。聖書の中で、サマリア人が人を救った逸話が元になった法律です。日本に同じ法律はないそうですが、日本でも原則として結果責任を問われないと考えられています。
だとすれば、いざというときは勇気を持ってやるしかない。勇気のために、そのとき使える知識を身につけるのも、悪くない時間の使い方ではないでしょうか。