大阪の味を楽しめる「お台場たこ焼きミュージアム」に行ってきた

たこ焼きミュージアムには5店舗入っている
たこ焼きミュージアムには5店舗入っている

鈴懸の木の道で「大阪のたこ焼き食べたいなぁ」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなものが出たので、仕事帰りにお台場たこ焼きミュージアムに行ってきた。すごくよかった。

この前「銀だこはたこ焼きではない」という話をして沢山の人から反感を受けたが、同じく関西から出てきた後輩も同じことを言っているのであえて言おう。たこ焼きではないと。

これには理由があって、銀だこは仕上げに油をぶっかけて外はカリカリみたいに仕上げるんだけど(もう数年食べてないので今どうなのかは知らない)、それが邪道だということだ。その油にやられて気持ち悪くなってしまった経験が銀だこ批判につながっている。

しかしながら、「じゃぁ、大阪のたこ焼きは何が違うの?」と言われると困るのだが、たこ焼きは大阪人のソウルフードなので、同じ作り方であってもいろいろ違うとしかいいようがない。ソウルフードはそこで食べてこそソウルなのだ。

さてさて、仕事帰りに近くにいた人を誘って行ったお台場たこ焼きミュージアムなのだが、さすがに平日夜だけあって人は少ない。ただ、ふんわりだが8割方席が埋まっていたので、休日は混むのだろう。

ミュージアムには5店舗が軒を連ねている。僕は「道頓堀くくる」しか知らなかったので、全店舗食べ比べてみた。以下は個人的な感想だ。

芋蛸

比内地鶏でとっただしと角切りの山芋に特徴のある芋蛸。トロトロ感はさすがとしか言い様がない。和食の料理人が作っている影響か味が上品だった。

やまちゃん

くくるに似た味わいのやまちゃん。とても美味しい。個人的にはこれぐらいの食感がとても好き。

会津屋

たこ焼きの元祖と言われる会津屋。大阪の美味しいたこ焼きはソース無しで食べれるが、会津屋のたこ焼きもそうだ。

小ぶりのたこ焼きにはしっかりと味がついていて、パクパク食べることができる。ただ、ふんわりとろとろ〜が好きな人にはスナック感が強すぎて好きになれないかもしれない。

十八番

大阪ではあげ玉を天カスと言う。この天カスをふんだんに使ったたこ焼きが十八番だ。天カス特有の風味が味わいに変化をつけていて、さくさくした食感が強い。昔、地元阪急桜井駅近くでおばちゃんが気まぐれにやっていたたこ焼き屋の味に似ていたので、ちょっぴり懐かしい気持ちになった。

くくる

10年ぐらい前に阪急石橋駅にできてから、定期的に食べるようになったくくる。しっかりとした味わいととろとろの食感。大粒のタコがたまらない。新大阪にもあって、新幹線で食べると匂いがすごいんだけど、やめられないんですよね。たこ焼き+ビール+新幹線=無敵。

まとめ

やっぱり「くくる」が美味しかった。あとはやまちゃんも自分の好みに合っていたのでおすすめ。ただ、どの店舗も特徴があって美味しいので、食べ比べてみるのが一番良いだろう。できれば、心斎橋の甲賀流もきてほしいなぁ。

ミュージアムに関していうなら、フードコートからの眺めもいいし、あたたかくなれば外に持って行って楽しめる。飲み会のコースよりも安くつくし、お腹もいっぱいになるのでとても楽しめた。どうやら会社から通える距離のようなので、次はランチで行ってみようと思う。

ソウルフードが食べたくなったらここで慰めてもらおう。