偉大なるリーダーシップ – ハーバード・ビジネス・レビューにスクラムが登場

先輩に貸してもらったハーバード・ビジネス・レビュー。日本語訳の書籍があったとは。

今回のテーマは「リーダーシップ」。その中でも、メイン記事である野中郁次郎さんの「賢慮のリーダー」はとても面白かった。内容はAgile Japan 2010から発展したもので、「リーダーシップのあるべき姿を浮き彫りにすると共に、どのようにリーダー育成の企業文化を醸成すべきか」が検証されている。

僕は、企業文化を考える仕事をしているわけではないが、チームを見るようになって文化醸成と意識するようになった。文化は誰かに言われてできるものではなく、個々の集団が醸成していくものののように感じている。

記事では、現在のソフトウェア開発でムーブメントとなっているアジャイル開発プロセス「スクラム」についても言及されている。スクラムによって、チームは働き、学習し、懸命な判断を下す。

これ以外にも「リーダーシップとマネジメントの違い」という記事では、「マネジャーとリーダーを両方こなせる人物はいない」と最近の文献を元に断言している。そして、それらの役割の違いとして

  • マネジメントは複雑さに対処し
  • リーダーシップは変化に対処する

と説明している。ヘビーな文章なので読むために時間がかかってしまうが、どれも興味深い記事だった。

メルマガもあるみたいなので、興味のあるテーマの時は読むようにしよう。