以下、感想を書いてなくて読んだ順に。
ここに書いた本は、感想を書くまでにはいたらなかったが、物語に吸い込まれて一気に読んでしまった本。
ジョーカー・ゲーム – 柳広司
日本軍のスパイを描いた本だが、その駆け引きがたまらねー。大どんでん返しの連続で、途中で読むのをやめれなくなった。本屋大賞から発見したモノ。
恋文の技術 – 森見登美彦
相変わらずなバカ学生の話だが、最後にすっとくるファンタジーは、森見さんのすごいところだなーと。
東京大学応援部物語 – 最相葉月
ドキュメンタリーで見たことがあり、なかなかすごい映像だったので購入。自己犠牲とか自己陶酔とかが当たり前にあって、その文化の中で自分を発見する若者の美しさもあるんだなと思った。最後の手紙はまじで泣ける。
告白 – 湊かなえ
人間の悪意を究極に描いたような作品。吉田修一さんの「悪人」に近い感情が湧く。物語が綿密で、1人称っていうのかな、手紙をかくみたいな文章なのだけれど、その言葉のターゲットに容赦なく、最後の最後まで徹底的に破壊を続ける恐怖。本屋大賞をとっただけあり、よくできた物語すぎている。本屋大賞はハイレベルだ。
サクリファイス – 近藤史恵
こちらも本屋大賞から発見したモノ。自転車ロードレースの世界を初めて知ったが、それをミステリーに仕上げ、最後には「あ!」と思わせる展開にやられた。
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東京大学応援団?意外は、あっという間に時間が過ぎるアクション映画みたいな本だった。時間を忘れて、物語にのめり込みたい方にはおすすめです。