
(写真)リフト
わたしたちは…人間っていうへんな生きもんです。はい。
We are…
わたしたちは、この幾千の星に生まれたの。君に出会えた奇跡。
ひとつ何かを知って、僕たちは成長する。
どんどんどんどん賢くなる。
いいことばかりでなく、おぼえなくてもいいことまで。
ふいに訪れる悲しみ。どっと、涙が出てくる。
いくつになってもでるのかな。とか思った。まだ僕はでるみたい。
よかった。手をつないだだけでどきどきしていたころ。
いっしょにいるだけでしあわせだったこと。
今は、その人の考えも、心も、体も、全部ほしくなってしまう。
ちょっとしたことで幸せを感じたことを忘れてしまっている。
わたしたちは、いつからこうなってしまったのだろう?
子供のころ、お金がなくても馬鹿笑いできた。
いまはどうだろうか?お金のかからない遊びは、思い出になるだろうか?
素直に感じ取れた喜びも、発見も・・・今はどんどん鈍くなっているのがわかる。
これは汚れていっているのだろうか?
それとも、自分の色が出てきただけなのだろうか?
後戻りはできるのだろうか?戻ってもいいのだろうか?
わたしたちは、どんどん自分の弱さに気がついていく。
最近、僕は失恋した。
またふられてしまった。いつもどおり、悲しい毎日が続く。
それがいつか消えてしまうことを知ってしまったから、また悲しくなる。
さびしさが一番の悲しみなのだろうか?ふと思った。
ただ単に、SEXができなくなってしまうからさびしいのではないかって。
それがどうなのかもわからない。
なんで付き合っていたのかも思い出せなくなる。
はじめのドキドキはどこへいってしまったのだろう?
どんどん忘れていく。
僕は人の気持ちにこたえることができない。
やさしい言葉の一つさえわすれてしまう。
自分のことが忙しいということを理由に。
窮屈な苦痛が自分だけを苦しめていると思い、「すきだ」と伝えることすらなくなった。
出会ったころの思いはどこへいってしまったのだろうか?
彼女を作ることはかんたんだろう。
しかし、自分を好きになってくれる人間はなかなか見つからない。
自分が好きになって、僕を好きになってくれた人間や、
僕を好きになった人間。それだけでも幸せなことかもしれない。
わたしたちは忘れてしまう。
これでもまた誰かを好きになるのだろう。
いいかげんな僕だから。
でも、これだけはわすれてはいけない。SEXだけでは心がさびしくなる。
2人で思い出を築いていくことは大変なこと。それもわすれてはいかんわな。
「ありがとう」っていわれるのはつらい。
「ありがとう」っていえないもん。なにもいえない。
しばらくして、またどこかであえるかな?とか、元気かなって思う。
そう考えると「さよなら」っていう言葉はさびしい言葉だ。
人生の目標に「好きな人と幸せに暮らす」というのがある。
できるかどうかとても不安。
でも、「愛」ってやつに近づきたいから、「愛」ってどんなものか感じたいからまた、なんとなく生きていく。
僕は永遠の愛をさがすだろう。
わたしたちは変わらぬ愛をさがすのだろう。
愛ってやつはむずかしいな。
恋ってやつもいまだにわからんし。
昔のような恋がしたい。ジーンと心が震えるようなやつ。
いろいろあるけど、 わたしたちは人を好きになることができる。