完了の定義をプレゼンテーションするプラクティス

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「仕事の終わりって何?」。アジャイル実践者はこういうそもそも論が大好きだけど、「何を持って終わりとするか」は仕事をする上でとても大切な要素だと思う。近くにいるチームがこの「終わり」をメンバー全員でレビューしていて、その方法が面白かったのでここに書いてみる。

世間では「完了の定義」と呼ばれているが、ホワイトボードに貼り付けたり、みんなが確認できる場所に定義を書いたり、運用方法はさまざまだろう。

僕の見たチームでは、ある程度の大きさの仕事が終わったら、担当者がメンバーを集めプレゼンテーションしていた。例えばこんな感じ。

これから、リリースするXXXという機能の説明をします。この機能はXXX画面から遷移することができて、日付を入力してクリックするとXXXが行われてユーザはXXXすることができます。この機能ではXXXのデータベースにアクセスしており、ご操作を防ぐためにXXXといった仕組みも入れています・・・・

個人的にいいなーと思ったのは

  • 誰が何をいつリリースするかをみんなで確認できる
  • レビューによるツッコミによってミスを防ぐチャンスが生まれる
  • 自分がやったことを説明することで理解が進む

などなど。慣れてくるまではこの方法がよさそうだし、この方法を続ければ論理的に端的に話す力もつくだろう。

個人的に「見ればわかる」が理想だけど、「見なきゃわからない」わけでもあるので、こうやって集まって話をさせるのには賛成だ。

また、話を聞かないメンバーがいればすぐわかるので、いじわるな僕にとってもうれしいプラクティスだ。