3年間続けてきた舌下免疫療法が終わり、はじめての春を迎えています。この記事を書いているときは花粉症まっさかり。さて成果確認です。
2020年7月 舌下免疫療法開始
舌下免疫療法は、シダキュアという薬を使います。シダキュアは「いい感じに花粉を含んだ薬」で、これを毎朝舐めて、花粉に体を慣らしていくのが舌下免疫療法です。
よって、場合によっては、強いアレルギー反応がでて問題になるケースがあるため、初回は病院で薬を舐めて、しばらく静観し、問題がなければ帰ります。また、当初は弱めの花粉量ですが、のちに強めの花粉量の薬に切り替えます。
毎日薬を舐めるだけなので、習慣になれば苦になりません。
医療費の総額
気になるコスト面を見てみます。過去の医療費を見てみるとこんな感じでした。
- 1回の通院で430円ぐらい。
- シダキュアは3,120円ぐらい。
通院は3年ぐらいかかり、シダキュアは1回につきMAX56日分もらえるので、
365日 x 3年 / 56錠 ≒ 20回ぐらいの通院回数になります。途中で診療とかが入ると高くなるはずなので、上記の目安は最低限ぐらいに考えておくと良いと思います。
20回の通院 x (430 + 3120) = 合計71,000円
これを安いかどうか考えるかですが、僕の場合、軽度の花粉症ですが、この季節頭がぼーっとしますし、目のかゆみやくしゃみで、少なからず生活に支障がでます。これを成人から60歳まで40年間続けるとしたら
花粉症の期間3ヶ月 x 40年 = 3600日。 71000円 / 3600 ≒ 一日20円ぐらい
通院の時間コストを加えるともうちょっとかかるかもしれませんが、1日20円〜払って解決するなら、安いんじゃないかと思ったわけです。
舌下免疫療法の結果発表
この数年、100名山制覇を目指していたので、春の森に何回も突っ込んでいきました。個人差はあると思いますが、いまのところ、杉林で花粉症になることはほぼありませんでした。
これは自分でもびっくりの結果です。俺、スギ、平気!
ただ、春の花粉シーズンはスギだけでなく、ハンノキ、ヒノキ、場合によってはイネも飛びます。僕の場合、舌下免疫療法をはじめる前にやったアレルギー検査を見てみると、スギが圧倒的トップの星4つ。ハンノキ、ヒノキも星3つと並んでいます。ミシュランかよ。

シダキュアはスギ対策、それ以外だとダニ対策の治療薬しかないので、花粉シーズンになると、目は痒くなるし、くしゃみも出るのが現実です。
ただ、ナンバーワンのスギを倒したので、これまでに比べると圧倒的楽にはなりました。
というわけでまとめると、
- スギ花粉アレルギー(またはダニ)が一番辛い人には舌下免疫療法はハマる
- コストを見ても費用対効果は悪くない
ということかなと思っています。