朝礼の「3つの質問」って悪いやりかたなんじゃないかって話

Photo by Edmond Dantu00e8s on Pexels.com

スクラムなどを取り入れている現場は多いと思います。朝礼(デイリースタンドアップ)というプラクティスでは、「昨日やったこと、今日やること、課題があれば」という3つの質問が有名ですが、この質問てあんまりいい質問じゃないんじゃないかなぁとふと思いました。だって、だんだんやっていくと進捗報告だけになってしまって、「特に問題ないでーす」みたいなのが続いてしまう。もっといい方法ないのかなぁ。

朝礼に期待すること

スクラムガイドでは朝礼を「毎日の再計画」という表現で表しています。これはとてもわかりやすい表現です。昨日やったことは昨日の計画の結果確認。今日やることは、今日の計画の宣言。これを繰り返して変化に対応していくイメージが持てます。

しかし、慣れてくると段々進捗報告になってしまうので、なんとかしたいものです。

あとはチームの課題をできるだけ拾いたい心意気。課題ははやく見つけてはやく終わらせたいものです。ただ、本人が課題だと思ってなかったり、気がついていなかったりするとお手上げです。

こちらもどうにかしたいものです。

もっと良い朝礼の質問はないのだろうか?

朝礼の3つの質問についてつぶやいた結果、こんな意見が。

たしかに。

となると、対策としては、ゴール達成の課題を話し合う場であることを明確にして、「ゴール達成できそうか?」という問いかけに変える。

さらに、メンバーに自分ごととして考えてもらい、現在とゴールのギャップに対する不安を話してもらう・・・というのがよさそうに思います。

また、上のTweetのように、ひとり1タスクでサイロ化してしまう問題もありそうなので、仕事のやり方を他人事ではなくチームごとにするアクションもできそうです。ペアプロやモブプロ。4つのタスクを5人でやってみる・・・などが考えられます。

気になったら疑い。変えたり止めたりまたはじめたりしながら進むしかない。

ふと思ったのですが、アジャイルプラクティスってフロー効率(価値の流れをはやくする)を高めるものが多いので、リソース効率(資源が100%稼働している状態を目指す)方法だと親和性が低いのかもしれません。

知らぬ知らぬの間に、「ひとり1タスク」という従来的な考えを、朝礼に取り入れていたのかもしれませんね。