アジャイルコーチが考える1on1を良い場にするためのたったひとつのコツ

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エンジニアリングマネージャをしていたときは、年に500回近くメンバーと1on1をしていたけど、最近はアジャイルコーチの仕事がメインなので、スクラムマスターやアジャイルチームの育成として1on1するケースが増えています。コーチングの知識もついてきたので、1on1の質も高まってきたかも。ちょっと調子に乗って、1on1のコツをまとめてみようと思います。

1on1で伸びる人の特徴

まず、1on1で伸びる人について考えてみました。

色んな要素があるのですが、最近思うのが1on1のログをきちんと自分で取っている人は伸びやすく感じます。

自分はこれまで、オンラインで1on1をやるときは、画面にメモ帳を表示しながらログを書いたりしていました。この方法は、お互いの理解を深めるには役立ちます。また、相手も話しに集中できますし、後で思い返すのも楽です。

ただ、この方法だと、相手の自主性が失われます。自分で整理する機会も奪ってしまうかもしれません。

あるコーチにメンターコーチを受けたときにも聞いたのですが、自分に必要なことは、自分で書くべきでしょう。協働で書いてもいいかもしれませんが、ゴールを考え、アクションし、結果を見ていくのは「自分」なので、自分が主体になるのが筋です。

これをきっかけに、相手のためにログを取るのをやめました。

その結果、ログをつけている人は、アクションの確認がスムーズです。忙しくてできない場合を除いて、自主的に、自律的にアクションを考えてくれます。

逆に、(最近はあんまりいないですが)話したことを覚えていない人は、伸びようがありません。ただ、そういう場にしてしまったのは自分自身なので、「どうやったらアクションができるようになるか」を質問し考えてもらいます。

すると、この質問によって、相手はできるための道を歩きはじめます。

1on1で伸びない人の特徴

ついでに、伸びない人の特徴も考えてみました。これは結構単純です。

話を聞かない人は、そもそも1on1意味ないです。いくら自分が話す場であっても、「俺はこう思う」や、誰かのことばかり話していても、何も進みません。

思い込みの激しい人は、ポケモンでいうとエスパータイプです。「〜のはずだ」、「〜って聞いた」、「〜に違いない」というのは全部確実な情報ではないので、判断材料や検討材料になりません。役に立たない情報です。

素直じゃない人は、僕のような人間なのですが、「え〜とはいっても〜じゃーん」みたいなことを思ってしまうので、フィードバックが機能しません。逆に素直な人は、それが正しいフィードバックであれば(正しくないものだと効果が少ないんです)、文字通り水のように吸収してどんどんステップアップしていきます。

こういうときは、それぞれの状況にあった質問ができます。

ファシリテーションや1on1のコツがまとまってきたので、どこかで発表とかしようかなと思っております。
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