
『Googleのソフトウェアエンジニアリング』という本をななめ読みしたのですが、Googleのエンジニアリング全てが書かれていて面白いです。分厚いので読むのが辛いですが、QAに関わる方ならテスト、Engはコーディングなど、気になる章を選んで読むだけでも楽しめるはずです。自分は仕事柄、テストや品質の話が最近多いので、そのあたりを中心に読んだのですが、「24章 継続的デリバリー」は、見出しだけ読んでも参考になる指針だなぁと感じました。
24章 継続的デリバリーのメモ
- 24.2 速度はチームスポーツである:デプロイを管理可能な部分へ分割する方法
- マイクロサービスアーキテクチャへの移行
- 小さい責任範囲をつくる
- 24.3 変更を分離して評価する:フラグによる機能の保護
- 新しいコードに徐々に切り替えていく仕組み
- フィーチャフラグのようにOn/Offできるとフラグが守ってくれる
- 24.4 アジャイル性を目指す:リリーストレインの構成
- 安定して頻繁にリリースできれば、「これこれはここに入れよう」みたいな調整も必要なくなり、「遅れそうなら次の電車に乗りなさい」という規律になっていく
- 24.5 品質とユーザ重視:使われるものだけをリリースせよ
- A/Bテストやデータ分析でビジネスへもたらす対価を高める
- アジャイル開発で開発効率を高めても、無駄なものを作りまくっていては意味がない
- 24.6 左への移動:データ駆動の決定を早期に行う(たぶんShift left?)
- 網羅的なテストが難しいなら代表的なテストをめざす
- 自動A/Bリリース
- 24.7 チームの文化を変える:デプロイに規律を組み込む
- スケールしてもいつでもデプロイできるようにする
『Googleのソフトウェアエンジニアリング』はおすすめ。