子どもの成果物の管理方法について

子どもというものは、たくさんの成果物を生み出してくれます。もう、信じられないぐらいに。幼稚園に入ると、さらに作る、作る、作る。ここで困るのが、「作ったものをどうするか問題」です。これについてはいろんな方法があるのでしょうが、うちではWIP制限を採用しています。

まず写真を撮る

作品はいつ壊れるかわからないので、まず写真を撮ります。ついでに、両親に送れば、孫の成長を感じ取れるので一石二鳥。

絵も工作もぜんぶ写真を残しておきます。慣れてくると「あのとき作った〜の写真見せてー」と言ってくるので、一緒に思い出にひたれます。

あとは、WIPに従って、残すか捨てるかを、子どもたちに決めてもらいます。

WIP制限とは

WIPとは「Work in Progress」の略で、日本語だと仕掛品(しかかりひん)と呼んだりします。詳しくはここに書きませんが、もともとは製造業や工場で使われる言葉で、仕掛品(作りかけのもの)ばかり増えると作業効率が悪くなるので、はやく完成させましょう・・・という考え方です。

そこに制限を加えたのがWIP制限です。

たとえば、我が家の場合、代表的な子どもたちのスペースとして、本棚、おもちゃばこ、壁があります。それぞれ、本をおいたり、おもちゃを片付けたり、絵を貼ったりする場所です。

そのスペースは、引っ越ししない限り、おもちゃ箱を買わない限り増えません。よって、自然にスペースがWIP制限となります。

そうすると、新しく壁になにか貼りたい場合は、何かを外す必要が出てきます。おもちゃを入れたいなら、何かを捨てなければなりません。本も同じです。

この方法をとることで、有限のスペースを以下に効率的に使う・・・のもそうですが、いかにスペースを効率よく使うかを、自分の頭で考え、学べる気がしています。