slackでのコミュニケーションがうまくいかなかったときの話

僕の周りでは、slackは今やメールを置き換えるツールになっています。これは本当にすごい。メールが本当にいらない。ただ、slackがいくら便利であっても、使い方間違えたらおわりだなってことが最近あったので、考えたことをメモ。

slackってどんなツール?

いろんなところで語られているのでしょうが、slackはその名の通り「ゆるい」ツールだと思っています。他のメッセージルールも似たようなものだけど、違いを感じるとすれば、

  • slackはゆるいタイムラインをみんなで眺める感じがある(みんなでゆるく共有)
  • slackはダイレクトメッセージだといたって普通(それなら別のツールでもいい)

というところでしょうか。

この「ゆるく」「みんなで」見れるタイムラインがとても画期的で、仕事で使うとFacebookタイムラインのような自己アピール疲れもなく(いいすぎ)、Twitterタイムラインのような整理されていないしったかめっちゃかでもない。

チャンネルでテーマが決まれば、マストドンの連邦みたいなつながりができて、とてもすばらしいツールだなと感じています。

slackはメールではない

ただ、使い方を間違えると、良いツールも一瞬で悪くなります。

たとえば、「なんでslack見てないの?」「返信早くしてよ」みたいな情報格差、ググレカス問題。slackはメールじゃないんだから、メンションのないものはいちいち見てられませんし、返事に時間を取られたくない。

そして、「このチャンネルもあのチャンネルも関係あるチャンネル全部みておかないと」といった強迫観念に近いあせり。細かく分けると探すのが大変で、大きく分けるとごちゃごちゃして不便。いつの時代も「粒度」ははじめに決めないと辛い。

slackでうまくいくとき

最近、slackでのコミュニケーションがうまくいかない理由を考えていたのですが、なんとなくわかったのは、上にも書いたような「コミュニケーションのタイミング」の話。

たとえば、「いつ見てくれてもいいし、見なくても困らないけど、見てもらえるとのちのちいいかも」みたいな「ゆるくて一方的な」コミュニケーションはうまくいくきがします。それが、「絶対見ろ」「なんで見ない?」になるとslackを使う良さが消えるように感じます。

そして、相手がたまたま反応早かったときもうまくいく気がする。

藤原「今話せます?」

相手「いいっすよー」

藤原「XXなんだけどZZでいいかな?」

みたいなとき。つまり、双方向でslackを使う場合です。でも、それってslackじゃなくてもできることだから、本来は上のような「ゆるい一方的なコミュニケーション」で使うのがいいのかなと。

だから、試しにslackの電話機能を使ってみたけど、「急に声が聞こえてビビる」「うるさくなる」ということでむーんな感じ。

忘れちゃいけないのは、双方向のコミュニケーションを求めているなら、そういうツールややりとりをしないといけない。それはslackは手助けをしてくれるかもしれないが、すべて解決してくれない。

だから、結局、人間ががんばるしかない。