ついに今月で育休が終わり、2学期から社会人として復活をとげます。復帰のメールを送るときは血の涙が出そうになり、メールの送信ボタンがとても重く、「ぐぉぉぉぉ!」という気持ちでクリックしました。今日はこの4ヶ月を振り返ってみようと思います。
家族との時間がよかった
一番大きいは家族と時間を過ごせることです。ずっと一緒ですし、はじめは外出もほとんどないので、小さな変化を発見として夫婦で楽しめます(お家大好き夫婦でよかった)。初めて笑ったり、「あー」と声を出したり、物を握ったり、寝返りをうったり。少しずつですが子どもの成長に立ち会えるのは貴重な時間です。
とくに、1回めの予防接種(生後2か月)は一緒に行ってほしい。子どもが注射で泣きわめく姿を見ると、心がギューッと痛くなります。人の痛みがこんなに痛いなんて。

また、子どもを外に出せる時期になったら、友達を呼んで宴会したり、大阪の実家に連れて帰ることができました。1週間大阪で過ごせたので、僕の両親も大喜びです。僕も嫁もゆっくりできたし、娘もたくさんの親戚や友達に抱っこされ、いい時間を過ごせたと思います。
いろいろ考えごとができた
特に悩みがあるわけではなんですが、いろいろと考えごとができた気がします。人生、仕事、家族、友達・・・といった身近なことを考え、自分自身の生理としてブログに書く。最近はこういったことを全然していなかったので、たくさん書くことができた気がします。
なかでも、家族や友人に向けて書いた『娘よ、保険の本を13冊読んでわかったことを書いておくぞ』は知らぬ間にはてブ1000を超えてました。PVも2日で4万ぐらいあったみたいで、文章力に自信がついた気がします(それにしても、昔ははてぶ1000で月間20万PVいったけど、今は半分以下に落ちこんでるんだなぁ)。
生活のリズム作りに苦労した
はじめは子どもは数時間しか寝ないので、朝シフトと夜シフトに分かれて対応していました。
数日は後輩から薦められたDVDを見たりしていました。見終わったので見ていないシリーズのガンダム(W以降)を見ようかなぁと思い調べてみると、バンダイチャンネルなら定額でガンダム見放題じゃないですか!即入会・・・する寸前に理性が戻り、「これに入ったら何かが終わる」という気がしたのでやめました。
映画で時間を潰すのではなく、自分の人生に役立つことを考え、英語の勉強やジョギングなどで一日を有効活用するようにしました。最終的にこんな感じの一日となりました。
- 07:00 起床、朝食。通勤のときと同じ時間に起きる
- 08:30 運動。ジムかプールかジョギング。ジムは中三日空けて通い、次のジムまでに必ず1日運動を休む日を作った
- 11:00 帰ってきて英語の勉強。最低30分、iKnowをやったり本を読む
- 12:00 昼食 ヒルナンデスを見る
- 13:00 たまにお昼寝(1時間)。夕方までブログを書いたり、買い物に行ったりする
- 18:00 夕食
- 19:00 娘をお風呂にれたらTVタイム。ブログを書いたり本を読んだりして時間を過ごす
- 21:00 娘が寝る
- 22:00〜23:00 ストレッチをしてから就寝
本をたくさん読めたのがよかった
育休を始めるときに読もうと思っていた本を沢山読めました。とはいっても、はじめは数時間おきに子どもが泣くのでなかなか時間が取れませんでした。慣れてくるとスキマ時間を使って読むテクニックが身につきますね。でも集中したいときはドトールに逃げるしかない気がします。
読んだ本やDVDはブクログで公開していますが、その中でも特によかったのは以下です。
ナンバーワンはやっぱり『嫌われる勇気』ですね。
普段できないことができた
上級救命講習を取ることができました。駅で倒れた人を助けたたときに、誰かを守るために必要な知識があることを学び、いつか勉強したいと思っていました。講習では、大切な家族を守る知識も学ぶことができました。
あとは日帰りで富士山に登りに行ったり、上にもちょっと書きましたがジムでみっちり体を鍛えることができました。自分の体とは一生付き合うわけなので、体づくりは特にオススメですね。
海外の出版社の人から英語の本のレビューをお願いされたりして、英語の本も2冊読むことができました。まだ辞書が必要ですが、だいぶ力はついてきたんじゃないかと思います。
あ、そうそう。TOEIC800点も達成しました。数ヶ月前、「furnitureってなんかよくわからんけどモノっぽいな」って言うレベルでしたがコツコツやってよかった。
空いた時間を使ってやりたかったことをやってきたので、友達からは「宿題のない夏休みは無敵だな」と言われました。また、育休ママ友だちには「遊びすぎじゃないの?!」と詰められました。
勝手な意見ですが、空いた時間をどう使うかは個人の自由だと思うので、貴重な時間は大切に使うべきだと思います。
貯金がちょっと減った
出産時の費用は家族出産育児一時金でとんとんでした。病院に直接一時金を支払うこともできますが、支払って余りがあったりすると再手続きとなり面倒なので、全額立て替えて後で全額申請しました。この一時金は申請後1週間ぐらいで銀行に振り込んでくれます。
子どもの医療費は小児医療費助成があるので、集中治療室に入ったり、入院が長引いても無料と考えていいと思います。市役所で手続きすれば返金となるのですが、僕の場合は生まれて速攻、会社で手続きして保険証をゲットしたので(子どもの保険証は申請だけでもらえる)、それを市役所に持って行って医療証もゲット。あとはそれを病院の窓口で見せれば、支払いが免除されます。
妻の医療費が高額になった場合は、高額医療費付加金が適用され、自動的に返金となり、明細も自宅に自動で送られてきます。
健康保険料は免除になりますが、住民税は支払わなければならなりません。住民税はこちらで計算してみると年収570万の4人家族で20万ぐらい。よって月1.6万の出費です。注意したいのは住民税は数カ月分や1年分での支払いとなるので、どーんとお金が飛びます。
出費はこんなもんで、収入については育児休業給付金が適用されます。はじめの6ヶ月は規定されている給与計算方法で算出した値の69%となります。だいたい手取りの69%ぐらいの額でした。ただし、給付金は数ヶ月遅れて入ってくる(5〜6月分は8月入金だった)ので、その間は貯金を切り崩していました。
やればよかったこと
- 大型二輪の免許を取りに行けばよかったと後悔。
- アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバーを取りに行けばよかったと後悔。
- 体を鍛えるだけでなく、格闘技もやればよかったと後悔。
- この期間だけ生きていく上で身につく習い事をすればよかったと後悔(ユーキャンのボールペン字講座とか?)。
生活にリズムができると、単調になりストレスが溜まってきました。こんな感じで「死ぬまでにやることリスト」を作っておいて、ひとつずつ叶えていくオススメです。
また、大きなゴールもあるといいと思います。筋トレするなら最後にホノルル走るとか、ゴールがあるとやりがいが違いますから。僕の場合は、ゴールなしで筋トレしていて、だんだん単調になって辛くなってきたので、無理やり富士登山をゴールにしました。
さいごに
今回は育休で休みましたが、数ヶ月家族と過ごすのは、人生にとって有意義なことのように思えます。育休だけでなく、もっと休職しやすくなればいいのにと思います。それぐらいプレシャスタイム。
嫁曰く、ある占いによると次は双子が生まれるそうです。そうなると名前はパロムとポロムしかなくなるわけですが、次も仕事にきっちりケリをつけ、育休をとりたいと思います。
そのときは、歩けるようになったであろう娘とたくさん遊びまくって、まだ見ぬ双子と並んでお昼寝するんだ。