「チームで働く」という偏狭さ

jonathanhstrauss via frickr
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プロジェクトやプロダクト。どんな単位でもいいのだけれど、ある程度の人の集団で働くことが多い場合の話。最近、違和感を感じたのが「チーム主義」みたいな文化だ。軽々しいチーム主義。それだけでは不十分ではないだろうか。

たとえば、プロジェクトやプロダクトに関してゴールがあるだろう。チームのゴールもあるかもしれない。ただ、そこには個人のゴールもあるはずだ。

  • プロジェクトやプロダクトのゴールはひとつ
  • チームのゴールもひとつ
  • 個人のゴールはそれぞれ違う

だから、職能を横断するチームを作ろうが、雰囲気のいいチームを作ろうが、個人のゴールを達成できるとは限らない。なんでもかんでもひとつにすればハッピーみたいな軽率な考えは、個人のモチベーションを下げてしまう可能性がある。

僕の場合、あまり人付き合いがうまくないので、いきなり「明日からチーム一丸でがんばろうね!」と言われるとゾッとしてしまう。なんだか個人を犠牲にして働くみたいなんだもの。

「One for all」。この「All for one」を抜きにしたチーム主義って、すごく働きにくいと思う。