GlassFish V2 UR2のSystem Application Server Admin Consoleでもちらりと書いたんだけど、GlassFishの管理画面はすげーいい。
でも、監視とかそういうものはちょっと足りない感がある。
そろそろ使われるようになってきたのかと、ちょっと調べてみたら、「GlassFish Enterprise Manager」たるものがキーワードといてひっかかる。
Sunが打ち出す主要OSSポートフォリオ”GlassFish”の新戦略 by マイコミジャーナルでは以下のように説明されている。
GlassFsih Enterprise Server v2.1(以下、GlassFish ES)は、GlassFish v2系列の最新のリリースをベースにSunによるサポートを追加したアプリケーションサーバ。
OSSのGlassFishのSun製品(有償)のSun Java System Application Serverの後継らしい。
このGlassFish ESには「付加機能としてサブスクライバのみに提供される」以下のパッケージがあるらしい。(リンク先はすべてogino’s blogさん)
- Performance Advisor
- Performance Monitor
- SNMP Monitor
Performance Advisor
Performance Advisorは管理コンソールへのプラグイン。
Performance Advisor サーバチューニング支援では、サーバのCPU数、メモリ量を入れると、最適な設定を教えてくれるツール。
WebLogicとかはドキュメント見ながら最適な値を探したりしたけど、こういうのってサービスの種類によって似通っているので、こういうのがあればいいガイドラインになりそう。
Performance Advisor サーバ監視では、「なんかあったらなんかする」もの。以下のようなことができるらしい。
- 物理メモリーに関する警告
- メモリリークに関する警告
- CPU使用量の傾向に関する警告
- スループットに関する警告
- GC停止時間に関する警告
- ログエントリに関する警告
「なんかあったら」がこれになる。「なんかする」はログ出力やメール送信になるらしい。
このサーバ監視はまさに欲しい機能(でも有償・・・)。
Performance Monitor
Performance MonitorはVisualVM ベースのスタンダロンアプリケーション。JDKのVisualVMより高機能というのが売り。これだと簡単にグラフィカルに監視できる。
多分、これは、過去どこまでもさかのぼれるものではなく、このツールを開いてからの状況になるのかなー。また、ここでも監視の設定を「High」とかにできるなら、Performance Advisorと一緒にできるのでは・・・。
SNMP Monitoring
SNMP Monitoringはwarファイルでデプロイして使うらしい。
これでは、
GlassFish インスタンスの様々な情報を SNMP で取得することができるようになります。
らしい。
その他
「Java SE 6完全攻略」第3回 jconsoleの機能向上 by ITProのように、JMXやjconsoleでも確認できる。
まとめ
有償でいいなら結構なものがある。
しかし、それ以外は自分で実装するか、jconsoleやVisualVMとかを使うしかないようだ。