花鳥風月

daipresents2004-07-27
(写真)箕面の滝

何もない頃に生まれ だからこそ今に残る
何もない頃に生まれ だからこそ意味がある

人間は固体でしかない。
共に共存することはできても、
生まれてへその緒を切られたときから1人なのだ。
そして、死ぬときも1人だ。
とても寂しいことだが、そういってしまえば終わりな言葉だ。
僕自身もそう思う。間違いはないかもしれない。
こういう悲しい事実を、誰もが知って誰にも言わずに、背負って生きていく。
急いて生き急ぐ人はどこに向かうのだろう。

日が沈み大地赤く染まり、空を舞う鳥も森の中に
眠りの支度 羽根を磨く そっと休ませ無に目を閉じる
空を舞う日々 風揺らぐ木々の中で 清く淡く強く生き
好きでもなく ただ空を舞い 欲などなく また空を舞い
子を産み育て 木々の木陰に 巣を作り運ぶ虫をエサに
月が見守るこの大地の中で ひたむきに生きる毎日の中で
流れる時はゆるく 行き方は変わらず古く
ありのままの この大地で また風のままの毎日へ

鳥はただ空を舞う。
何も考えずに空を舞う。
欲など持たず、ただ空を舞う。
純粋に子を産み、次の世代を残し、生き抜いていく。

花よ 咲き誇り土へと戻り
鳥よ 羽ばたく命ははかなく
風よ 吹き抜けるどこまでもゆける
月よ 月照らす心奥深く根差す

鳥や花は、なんて清く淡く強く生きているのだろう。

花よ 鳥よ 風よ 月よ
永久に空に消えるまで 月の光を

花鳥風月 – ケツメイシ
ASIN:B00006IIMB
花鳥風月