
お世話になっている小児科に息子を連れて行ったとき、薬の説明をするときに先生がこんなことを言っていた。「くすりを食後に飲むなんておかしいと思わないかい? 人によって時間がバラバラだし、赤ちゃんはミルクを吐いてしまうこともあるのに」
なぜ食後に飲むのか?
僕は「確かにおかしいと思います」と答えた。
なぜそう思うようになったかというと、風邪をひいたときに、晩御飯の後にくすりを飲む。大体夕方から19:00からいが晩御飯だとすると、朝食を6:00にとったとすると11時間も間が空いてしまう。
すると、寝ているうちに薬の効果がきれて、朝起きると調子が悪くなってしまったことが何度かあったのだ。
これはおかしいと思って、できるだけ均等な時間になるように、寝る前に飲んだり、寝ている途中で起きて飲んだりするようになった。それからは、風邪の治りが早くなった。
僕が「それは大人も同じですか?」と聞くと、「うん。食事に薬ってのは古い習慣なんだ。食後ならくすりを飲むのを忘れないだろうって誰かが考えたんだろうね。でも、本当は、一日三回飲むなら8時間おきがいい」
なるほど。さらに思ったのはわくすりを飲んで長く寝込むのはよくない。栄養補給としても、食事はしっかりとらないと治りが悪くなる。そして、定期的にくすりを飲むために、寝過ぎないように気をつけたほうがいい。
その先生はかなりご高齢で、嫁も子供のころからお世話になっていた病院だ。嫁曰く、「私が子供の頃からおじいちゃんだった」そう。小児科は大変な仕事だろうが、いつも優しくて素敵な先生だ。
ありがとうございます。先生。