
去年から、冬場はモンベルのジオラインをインナーとして着るようになりました。ちょっとお値段がしますが、ヒートテックよりぽかぽか。冬でも薄着で過ごせるので、とても楽で気に入ってます。関東の冬であれば、薄手の「L.W.」で十分過ごせてしまうのですが、中厚手の「M.W.」と冬季登山向け「EXP.」も試して比べてみました。
ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ
まずは、愛用しているL.W. ラウンドネックシャツ。僕は身長173cm、体重60キロぐらいの痩せ型ですが、Mでぴったり。襟が広い服を着るときは、インナーが襟元から見えるのが嫌なので、ちょっときついですが、女性物のUネックLサイズを着ています。
僕は、あまり汗かきではないのですが、ヒートテックを使っていたときは「汗がなんかたまるなぁ」と感じていました。ヒートテックを山岳ガイドが使わない理由を読んで、汗を発散しないユニクロのヒートテックの特徴を知り、モンベルのジオラインL.W.を試したところ、一冬困らずに過ごせました。
ジオラインM.W.ラウンドネックシャツ
「L.W.」よりひとつ厚めの「M.W.」も試してみました。12月に寒波が来たときに実感しましたが、「L.W.」だとちょっと寒い関東の冬にちょうどいいのが、「M.W」でした。
ジオラインはその速乾性からも、体を動かしている状態にぴったりの服です。じっとしているとあまり実感はわきませんが、体を動かす(歩くだけでもいい)と、すぐにぽかぽかしてきます。個人差はあるでしょうが、これとロンTだけで冬場ランチを食べに外に出かけられます。
ジオラインEXP. ラウンドネックシャツ
冬山でも使えるという「EXP.」。L.W.をよく来ているとM.W.でもだいぶ分厚く感じますが、こちらはさらに分厚い感じ。薄手のパーカーぐらいのボリュームがありました。
ただ、こちらも寒波がやってきた関東の12月に来てみましたが、ロンTなどを上にはおらなくてもただただ暑い。駅まで歩いているだけで上着を脱ぎたくなるぐらい汗が出てきます。
「L.W.」と「M.W.」と「EXP.」の比較
メーカーの説明には以下のようにあります。
- 薄手(L.W. ライトウエイト)軽量で速乾性に優れているので、寒い季節の激しく汗をかく運動や夏場のウォータースポーツなど、オールシーズン活躍する汎用性の高いモデルです。
- 中厚手(M.W. ミドルウエイト)適度な保温力を持ち、素早く汗を吸水拡散して素肌を常に乾いた状態に保ちます。登山やツアースキーなど、行動と休憩を繰り返すアクティビティに最適。一年を通して活躍します。
- 厚手(EXP. エクスペディション)厳寒地での着用を前提に保温性を重視。放射熱で体を芯から温めるとともに、三層構造のふっくらとした空気層が暖かさを逃がしません。
普通に過ごすならL.W.で十分です。暑がりならL.W.だけで一年過ごせるでしょう。あまり暑がりでないならM.W.があると、とても寒い日に対応できるはずです。寒がりならM.W.とEXP.ですね。

見た目はあまりかわりありません。こちらは「L.W.ラウンドネックシャツ」。スポーツウェアのような肌触りです。

こちらは「M.W.ラウンドネックシャツ」。「L.W.」より若干、綿素材特有のポリエステル100%でやわらかい手触りになっています。

さらにもこもこふんわりしたのが「EXP.」です。セーターのようなボリューム感があります。

「L.W.ラウンドネックシャツ」をハンガーにかけて白い壁の前に吊るしてみました。薄手だけあって、後ろが透けているのがよくわかるとおもいます。しかしながら、これでも冬場はぽかぽかの保温性を持っています。

「M.W.ラウンドネックシャツ」 。色に違いはありますが、あんまり後ろが透けていません。M.W.は都会の冬レベルなら十分の暖かさです。とくに寒い日でもやっていけますし、寒がりならこれぐらいがちょうどいいかも。

「EXP.ラウンドネックシャツ」はもう向こうが透けて見えないぐらいの分厚さ。日常使いであれば暑すぎるぐらい。でも、寒がりならこちらで満足できるはずです。

それぞれを同じ形で畳んで並べてみました。こうやって比べるとその違いがよくわかります。左が「L.W.」で真ん中が「M.W.」で右が「EXP.」です。右に行くに連れてボリューム感が増えていくのがよくわかると思います。
まとめ
僕のモンベルとの出会いは腹巻きでした。
https://daipresents.wordpress.com/2016/haramaki/
そして、モンベルのウエストウォーマー(腹巻き)も、こちらで比較しています。春夏はこちらが大活躍します。すっかりモンベル愛好家。
https://daipresents.wordpress.com/2016/mont-bell-waist-warmer/
ヒートテックよりお値段はしますが(L.W.で3,239円、M.W.で4,381円なのでヒートテックの3倍以上!)、お値段以上の機能性に惚れ惚れするのは間違いないはず。
僕は少し暑がり屋さんなのですが、まとめるとこんな感じで使い分けています。
- L.W. とても寒い日はちょっと頼りないけど、オフィスだとちょっと汗を書いてしまうぐらいのポカポカ度。秋ならこれとロンTで十分。急な雨や寒くなったときのことを考えるとコンパクトに畳めるパタゴニアのフーディニジャケットをカバンに入れておけば安心。
- M.W. 12月ぐらいにやってくる寒波によって「あー冬がはじまったー」と感じたらこれに切り替えると良さそう。ただ、歩いていると汗が出てくるので、ダウンの前チャックを開けてしまうぐらいのポカポカ度。
- EXP. すごく暑い。でも、寒がりだったり、薄手で寒い冬場を過ごしたいならこれが大活躍します。マフラーいらず。薄手の上着でもいけちゃうので身軽!
ぜひぜひお試しあれー。
- 参考:
- モンベル公式サイト – 素材で選べるアンダーウェア: これを見ればジオラインの凄さを完全に理解できます
- モンベルのジオライン シェイプ トランクスとWIC.トラベルアンクルソックスを試してみた
>こちらは「M.W.ラウンドネックシャツ」。「L.W.」より若干、綿素材特有のやわらかい手触りになっています。
綿素材ではありません… ポリエステル100%ですよ…
いいねいいね