新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
僕はアジャイル開発が好きなんですが、常に改善を考えていく開発をしていると、メンバーが家に帰らず、なんとしても作業をDONEさせようとする現象が発生することが、昨今の研究の結果、発見されました。
僕はこれを「アジャイルバーサーカー」と名づけました。
彼らにとってのバッカスの酒はなんなのか?が今の僕の興味なのですが、いくつか気になる点があったのでまとめてみます。
DONEにするのが楽しい
かんばんを使ってタスク管理していると、DoingからDoneにふせんを移動した時に、なんだかとっても誇らしげな気分になります。「やったったぞー」と叫びたくなるような。
見える化によって、こういう効果も生まれるのかもしれません。
効率化をすすめるのが楽しい
うまくやれば1日でやってたことが1時間で終わらせることができたりする効率化。技術の進歩により、様々な可能性が広がりました。とある会社の社長さんが
30%削減とかだったら改善だけど、作業時間が10分の1になったらもはや革命ではないか
と言っていたのを思い出します。
手作業を自動化してそれがうまく機能した時や、それにより時間が短縮された時に体験する「改善の快感」がバッカスの酒になってしまうのかもしれません。
育ち盛り
若手エンジニアは体力があります。彼らの好奇心はとてつもなく大きく、仕事を覚えることと終わらせることにモチベーションを燃やすみたいです。
かつては、私もそういう時期がありましたが、現在ではAKB48がテレビで歌う画面を見るだけで「目がチカチカする」といって目を伏せてしまいます。
リア充に戸惑うメンバーが多い
これもアジャイルバーサーカーを生み出す土壌として考えられる要因です。自分も含め、おうち大好きな人間が多いせいか、リア充とおもわれるメンバーを相手にするときに目をそらす傾向が見られます。
「おうちに帰ってもどうぶつの森するだけだし」とか「年末、ずっとパジャマで過ごしていた」とかいうメンバーがいる場合は要注意です。次の居場所として会社を選んでしまう可能性があります。
女子トークが楽しい
作業の合間にかわされる女子トークを聞いていて思ったのですが、女子トークは時間をゆっくりにしてしまうスタンドだと思わざるをえない。間違ってまざってしまうと、そこから会話が盛り上がり、変えることを忘れてしまいます。
ここまで書いていて思ったけど、徐々にアジャイルバーサーカーとは違ってきましたね。
まとめ
チームがうまく機能し、開発が順調になるとアジャイルバーサーカーが増える傾向があります。
アジャイルバーサーカーは、マネージャの視点から見ると、釜が燃えたぎった機関車のようなもので、薪をくべればくべるほどそれを燃やし進んでいきます。
これに便乗してタスクを増やしたくなるのもわかるのですが、チームにはチームのペースというものがあるので、それにみあった速度で進んでいくのが一番効率がいいと私は思います。