著者:Mike Cohn
翻訳:安井 力、角谷 信太郎
最近読んだ技術本の中でダントツの面白さだった。
また、アジャイル開発を考えるエンジニア、マネージャ、大きくいって会社は必読の本だと思う。
ぎっしりした内容なので、読むのに時間がかかった。ブックダーツも30を超える。
LOCとかFPとかいろいろあるけど、あくまで目安でしかないのはかわらない。
アジャイル開発ではそこに一味違った見積もり方法と、計画方法を提案する。なんどもいうがすばらしい書籍だ。
以下、気になった言葉サマリー
やり方と考え方を学ぶことはとても大切なのだ。
フィーチャは、要求仕様・機能要件、大機能、ユースケースといった言葉が指すものとよく似ている。しかし、これらとフィーチャとの決定的な違いは、フィーチャはユーザにとってのソフトウェア価値を表現したものであり、ユーザに直接価値を提供するものだということだ。
個人が3つ以上の作業を並行して進めると、価値を生み出す作業に使える時間が大幅に減少することがわかった。
従来型の計画づくりの問題点は、プロジェクトのチームやステークホルダーが見積もりをコミットメントととらえてしまうことだ。
ストーリーポイントによって作業量の見積もりと規模の見積もりとを完全に分けて考えていることである。
こなせる作業量が増えてもベロシティは変化しない。
僕の理想日と君の理想日は違う
多くのプロジェクトは新しい知識を獲得するために、多分な労力と時間を割いている。
チームが獲得する知識は、プロダクトに関する知識、プロジェクトに関する知識の2つに大別できる。
リスクと価値のどちらか一方のみを重視したりしないことだ。
顧客満足度の狩野モデル > これすばらしい 日本の誇り
まだまだあるけど、ぜひ開発者に読んでほしい本です。