Tracの使い方を調べてみる。使った感じ、VisualStudioのTeam Foundationよりも使いやすい。やはりWebベースだと便利。
Wiki
TracのWikiはPukiwikiとくらべてちょっと弱い。Wiki文法もあんまりないし、プラグイン(マクロ)もあんまりない。Pythonでがりがり作っていくしかないのかな。そう考えればカスタマイズしやすいと言える。最低限って感じで使いやすいんだけどね。
新しいページを作る場合は、
http://localhost:5555/projects/default/wiki/新しいページだよ
とすれば、新規作成ページに行くことができる。
チケットの登録
Tracの中枢とも言える機能。すべての行動はチケットで管理される。バグ管理、タスク管理などのほかに、藤原はこんな感じのチケット種別を用意してみた。
- QA
- Q&Aの管理としてチケットを切る。回答が返ってきたらクローズとする。
- 調査
- プロジェクトで開発より大切だと思うのが調査。調査が完了したらそのレポートを記述してクローズとする。レポートはWikiに書いてもいいだろうね。
- 検討事項
- 検討ミーティングが必要な場合に選択。解決したらクローズ。議事録などを残しておくと吉。
チケットには期限を設定できない。そのかわりに、後に説明するマイルストーンを利用する。
チケットを見る
チケットをレポートとして表示できる。ここで自分のチケットを確認したり、全体のチケットを確認できる。
SQLを書けばカスタムのレポートを作ることができるのでうれしい。
ロードマップ
管理対象のロードマップを、マイルストーン単位に確認できる。マイルストーンは「いつから」というよりも「いつまで」を対象にしている。
マイルストーンは名前順に表示されるみたいなので、
- 20070210_システム製造
- 20070220_システムテスト
というように名前を工夫して順番に表示されるようにした。マイルストーンをプロジェクトのガントチャートにあわせておけばいい感じになる
リポジトリブラウザ
TracはSubversionのリポジトリを作ってくれる。それをリードオンリーで表示できる。ただ、藤原としては、別サーバ上のリポジトリを表示できるとうれしいのだけれど、リモートのSubversionリポジトリを見ることはできないらしい。
タイムライン
チケットの更新情報が表示される。RSSを吐き出してくれるので、RSSリーダーで読み込めば、リアルタイムに確認できる。
その他
更新情報をメールで知らせることもできる。