昨日「日本アカデミー賞」がTVでやっていた。
最優秀作品に新撰組の物語「壬生義士伝」がえらばれた。
その他に主演男優賞・助演男優賞などを獲得。
(その他なにとったかは公式サイトを参照のこと)
斉藤一を演じる佐藤浩市さんの涙。
斉藤一の恋人役の中谷美紀の涙。
とってもよかったっす。
「ラストサムライ」が上映されるなど、去年から武士魂がブーム。
大河も「新撰組!!」だし。。。(ちなみに毎週みてます)
今の平和な時代では、「時代」というものが動く世界が
とても目新しく感じる。歴史が好き!というわけではないが、
結果から物語を感じることのできる歴史っていいもんだな
と思った。
壬生義士伝を見た後、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読んだ。
副長土方歳三が主人公なのだが、冷静な男が武士を目指し、
最強の舞台を作り上げようとする姿は、生をまじめに受け止め、
死を別の意味に捉えて
いるように思えた。
壬生義士伝のセリフで
「斬ってくれる者がいないから生きている」
みたいなことを斉藤一がいっていたが、この映画では
生きること、戦うこと、恐れることなどが無名の隊士から
伝わってくる。
私たちが何気ない日常で、ある程度平和な世界で生きている中、
ありきたりかもしれないが、何か大切なことを伝えてくれる
映画だと感じた。
義とは?といわれても私にわかる部分は限られている。
しかし、その足りない何かが今の私に伝わってきたのだ。
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