国盗り物語から人間の一生を学ぶ

感想おまちしてます!

庄九郎の人生には目的がある。目的があってこその人生だと思っている。生きる意味とは、その目的にむかって進むことだ。

坊主から天下を狙った斎藤道三。人間人生50年の一生で、鮮やかに燃えた男の生き様。

マムシとよばれた道三のイメージではなく、新しい斎藤道三を見せてくれる作品。彼が愛した、信長と光秀がたどる最後の運命までを描いている。

坊主から油問屋の主人になり、美濃を制し、野望を娘婿の信長へとつないでいく。美濃を制するまでに時間がかかりすぎ、自分の人生を振り返る道三に同情してしまった。ただ、彼はかっこよすぎた。

道三が娘の濃姫を信長に嫁がせるときに、濃姫に短刀を渡す。そして、「婿が嫌になったら刺せ」というが、濃姫はこう答える。

「この短刀は、お父上を刺す刃になるかもしれませぬ」

道三は、信長は果報者だと苦笑するが、そこに娘を持つ父の姿が見え、生き生きと描かれる道三をとても近くで感じた。

「天下」というものが具体的に見えてきた時代。そこに生きた男や女。彼らから感じる人の一生や、運命。そして、未来。それぞれが自分を信じ、豊臣、徳川へと続く道。

我々は彼らの歴史の先に立っている。だとすれば・・・。