春のあなぽこ – 森 絵都 「永遠の出口」より

感想おまちしてます!

どんなにつらい別れでもいつかは乗りきれるとわかっている虚しさ。決して忘れないと約束した相手もいつかは忘れると知っている切なさ。多くの別離を経るごとに、人はその瞬間よりもむしろ遠い未来を見据えて別れを痛むようになる。

僕はいつまで経っても別れることが嫌いだ。その時、楽しく過ごしていると、仲間意識とかが発生して、別れがとても寂しく感じてしまう。それがとても嫌なのだ。

小学校を卒業するとき。友達といろんな約束をした。「また、遊ぼう」とか、「連絡する」とかいろいろね。そのときは、近い別れに何かを感じて、その隙間を埋めるためにたくさん話せたのだと思う。

その時はそれが叶うものだと信じてた。

そこから抜け出せず、永遠の出口を無視すれば、きっといつか叶うのだと思ってしまう。決まった別れを共に迎えようとする人や、何も言わずに去っていく人や、永遠の出口を先に抜けていく人。

それでも信じて。

だから、これから先ずーっと同じことを感じてしまうのだろう。でもなぜか、それはそれでいいんじゃないかなって思うようになった。