本を読むこと

感想おまちしてます!

永遠の出口

最近、本を読んでも前みたいにわくわくしないんだ。心のどこかでこんなことありっこないって誰かが言うんだよね by 月島雫

本を読むようになって、あれも面白い、これも面白いと読んでいくうちに、なんだか物足りなくなってくる。「耳すま NET’s」にあるように、自分の体験や現実とのギャップを感じ取ってしまい、想像力が働かなくなるからかもしれない。
最近、僕は過去に生きている人間かもしれないと思った。中学生ぐらいで現実に目覚め、高校生でそれを自分の中で拡大させ、「よし、これだ」と思ってそのまま今まで生きている気がする。とっくに出口を見つけたと思っていたんだけど、まだ出口までたどり着いていない、もしくは出口の前で立ち止まっているのかもしれない。
森絵都さんの「永遠の出口」という本を今読んでいる。「風に舞いあがるビニールシート」も結構よかったんだけど、この「永遠の出口」を読み始めて、久々に本にのめりこんでいく自分を発見している。
恋愛しているときに恋愛映画を見て共感したり、過去の経験に近い音楽を聴いて懐かしんだり。その人の人生に関わる何かを現実に見たり経験したとき、人は絶対に立ち止まる。「永遠の出口」は僕にとってそんな本だ。
僕が経験したこと。僕が感じたこと。僕が話したこと。僕が思ったこと。その全ては僕にとって黄金の経験。その経験を一つずつ思い出し、かみ締めるように文章が流れる。忘れていた感情がたくさんあふれ、その一つ一つがとても懐かしく心に響く。
「永遠の出口」を1章ずつ読み進めるたびに感じることを、これから少しずつ辿っていこうと思う。